今日27日の午前、ハワイ訪問中の安倍首相が、
2001年2月に、米原子力潜水艦と衝突してハワイ沖で沈没した
献花されたとの報道に接しました。
テレビに写る慰霊碑とその周辺は、綺麗に清掃されていることが見て取れました。
おそらくはボランティアで維持管理をされているのであろう現地の方々に、
愛媛県民の一人として、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
また、突然の事故でお亡くなりになった9人の県人のご冥福を改めてお祈りします。
公務員生活の36年間には、さまざまな災害や事件・事故が起きましたが、
この「えひめ丸事故」はあまりも衝撃的で、強く記憶に残っている出来事です。
当時の加戸知事や関係部局の方々が、
懸命に、そして真摯に事故対応に当たられていたことを思い出します。
さて、話は全く変わりますが、
今日の日経新聞「キャリアアップ」欄の
「GRIT」という聞き慣れない単語に目が留まりました。
記事によると、「GRIT」は根性や気概を意味する英単語で、
9月に出版されたダイヤモンド社の同名の翻訳書が3カ月で20万部売れるなど、
ビジネス書としては異例の人気となっているようです。
また、著者の米心理学者、アンジェラ・ダックワース氏は、
もともと持っている「才能」に「努力」を掛け合わせることで「スキル」が上達し、
スキルにさらに努力を掛け合わせて初めて「達成」につながる
という図式を示していて、才能とはあくまで「スキルが上達する速さ」で、
達成までに2回出てくる努力の重要性にこそ目を向けるべきだと
述べているとのことでした。
さらに、記事に写っている本の副題には、「やり抜く力」と書かれていましたが、
『やり抜く力を求める前に、自分が情熱を持って
本当にやり遂げたいと思えることを探す必要がある。』
記事にはこのようにも書かれていました。
「自分が情熱を持って本当にやり遂げたいと思えることを探す」
今の私には、これが一番欠けているように思います。