しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

名曲と時代を振り返る

今日28日の朝日新聞天声人語」では、

国民的人気グループ「SMAP」とその代表曲のことが書かれていました。

それはまるで、BSジャパンの名番組

『あの年この歌~時代が刻んだ名曲たち』を観ているような、

そして、いつまでもその内容を覚えておきたいような、そんな味のあるコラムでした。

 

まず、余談ですが、「夜空ノムコウ」は私のお気に入りの曲で、

一時期、携帯電話の着信メロディーに設定していたこともありました。

 

その「夜空ノムコウ」がヒットした1998年は、

貸し渋り」や「日本列島総不況」が新語・流行語大賞の上位に入り、

自殺者が初めて3万人を超えた年で、

「夜空の向こうには明日が待っている」という歌詞に、

「自分への励ましと感じた方も多かったろう」

 

また、「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」と歌う

世界に一つだけの花」が世に出た頃は、

リストラや成果主義が企業社会を塗り潰そうとしていた。

 

以上のように、代表曲が流行った時代背景を紹介したうえで、

『先が見えない時代と人びとにSMAPは寄り添った。

 被災地にも足を運び笑顔を分かち合った。

 デビュー25年、これほど一人一人が活躍するグループは見当たらない。

 テレビで見られて当たり前の時代が長く続き、

 熱心なファンでなくても年内解散に寂しさを覚えるのではないか』

コラムにはこのように書かれていました。

 

そして、どこで読んだのかを忘れましたが、

男性に人気のある、あるいは支持される男性のスターの例として、

SMAP加山雄三が挙げられていました。

私も、全くそのとおりだと思います。

 

なお、先ほどのBSジャパン

『あの年この歌~時代が刻んだ名曲たち』のHPでは、

番組概要として次のように書かれています。

『毎回、20世紀のある1年を主題として、

 名曲と時代を振り返る新しいタイプの「音楽報道番組」。

 番組を見れば当時にタイムスリップし、

 音楽に勇気づけられた思いとパワーが蘇り、現代で忘れ去られたモノや、

 今後の生きる道しるべが見えてくる大人のための新しい音楽プログラム。』

 

いつの日かこの番組で「夜空ノムコウ」と「世界に一つだけの花」が

取り上げられることを、今から楽しみに待ちたいと思います。

(既に取り上げられていたらゴメンナサイ…)