しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「幸せな世代」と「後始末の世代」

昨年までは昨日28日が仕事納めだったのに、

民間勤めの今年は、今日も明日も仕事です。(トホホ……)

 

そして、銀行員の我が娘は、

昨晩から39度の熱を出してダウンし、仕事をお休みしています。

妻が年末に開業している病院を探して診察してもらったところ、

インフルエンザは陰性とのことで、ひとまず安心しました。

 

さらに、孫娘は今日から保育園はお休みで、

この慌ただしい「年の瀬」に、妻は二人の世話をすることになりました。

あとは、妻が無理をして倒れないことを祈るばかりです……。

 

さて、「年の瀬」といえば、安倍首相のハワイ真珠湾訪問を受けて、

今日29日の日経新聞「春秋」には、次のようなことが書かれていました。

『日米開戦の現場となったハワイの真珠湾を、安倍晋三首相が訪れた。

 犠牲になった人たちをいたむ慰霊の旅という。

 かつての敵同士が恩讐(おんしゅう)を超えて

 強固な同盟関係を築いたとアピールする、和解の旅でもあるという。

 75年前に開戦を決めた詔書に署名した閣僚のひとりは、首相の祖父にあたる。

 それを思えば、感慨は深い。

 冷めた目でみると、かつての指導部がおかした過ちの後始末といえる。

 実際のところ、彼らが残したツケを戦後の日本は払い続けてきた。

 アジアの国々から日本に向けられている厳しい視線も、そんなツケの一つだろう。

 それは容易に消えそうにない。これからも後始末は続く。

 そんな覚悟をあらたにする年の瀬となった。』

 

う~む、なるほど……。

昭和30年生まれの私は、

高度経済成長の恩恵を最大限に受けた「幸せな世代」だと自覚していますが、

「戦後の日本は、かつての国の指導者が残したツケを払い続けた」

とのコラムのご指摘からすると、

一方では、私の両親も含めて「後始末の世代」と言えるのかもしれません。

 

コラムには、アジアの国々から日本に向けられている

「厳しい視線というツケ」について、

「これからも後始末は続く」と書かれていました。

戦争に伴う「厳しい視線のツケ」が私の娘や孫娘にも引き継がれるのは、

日本国民としてある意味やむを得ないとしても、

今や1000兆円を超える国・地方の借金がそのまま引き継がれるのは、

ちょっと酷なように思います。