しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「吉」を生かした1年に

日経新聞私の履歴書」では元旦から、

カルロス・ゴーン日産自動車社長の連載が始まりました。

まだ連載途上ではありますが、

これまでには次のような含蓄に富む文章がありました。

また、これからの連載ではどんな言葉が登場するのか、毎日が楽しみです。

 

『みなさんも地球が小さくなったことを実感しておられるだろう。

  インターネットの普及もあり、仕事も生活も自国だけではもう完結しない。

 では、グローバル化の時代に大切なこととは何か。

 私は迷わず「アイデンティティーを失わずに多様性を受け入れることだ

 と答えるだろう。』

 

『母方の家族では、祖母がとてもパワフルな人だったと記憶している。

 しつけに厳しい人で、私は当時、彼女が好きではなかった。

 よくあることだが、嫌いだった人には「ああ、こんなに重要な人だったのだ」

 と後で気づかされることが多い。

 嫌いということの背景には何か重要なことが隠されている。

 それは後になってわかる。

 

『その頃、大好きだったのがフランス人の先生だった。

 ラグロヴォール神父と言い、フランス文学の受け持ちだった。

 高齢で小柄。厳格で愛想がいいとは言えなかったが、詩の朗読はすばらしかった。

         ~(中略)~
 生徒には厳しかったが、授業は楽しかった。

 思うことを簡潔に表現する大切さも教えてくれた。

 「物事を複雑にしてしまうのはそれが何も理解できていないからだ

 と言っていたのを思い出す。

 子供を教えるために家族のもとを離れてどこにでも赴く高潔の修道士たち。

 反抗期の私にも心に刺さるものはあった。』

 

ところで、仕事始めの日に、

社用で松山市内の伊豫豆比古命神社(「椿神社」)にお参りに行って来ました。

商売繁盛の神様なので、会社の業績向上をお祈りするととともに、

私個人としての「おみくじ」を引いて帰りました。

おみくじの結果は「吉」で、次のように書かれていました。

 

『ようやく冬が去って春の暖かさと明るさが出てくる運気です。

 これから徐々に明るい展望が開けてくるでしょう』

 この「吉」を生かした1年にしたいと決意を新たにした次第です。