昨日9日の全国大学ラグビー選手権大会の決勝、
「帝京大」対「東海大」の試合は、最後まで手に汗握る、緊迫した好ゲームでした。
前人未踏の8連覇を達成しました。
私としては、素直に帝京大の偉業を祝福したいのですが、
ちょっと喉に小骨がひっかかっているような違和感を覚えています。
というのも、帝京大が「26」対「19」の
わずか1トライ1ゴール・7点差のリードで迎えた後半28分に、
帝京大のウィング、竹山選手がゴール右隅に決めたトライは、
私がテレビで見ている限りでは、
明確にグラウンディングしているようには見えなかったからです。
しっかりとボールを抑えているように見えました。
後になって試合展開を振り返ると、
このトライの判定が勝敗を決定づけたように思います。
ただ、この試合でビデオ判定が導入されていなかった以上、
レフリーの判定に従わなければならないのがスポーツというものです。
そういう意味で、この微妙なトライ以降も、
勇猛果敢にプレーをし続けた両校選手に敬意を表したいと思います。
さすがに「ラガーマン」ですね……。
私がラグビーというスポーツが好きなのも、
その実質は格闘技でありながら、「ノーサイドの精神」というか、
お互いの健闘をたたえ合う精神が通底に流れているからだと思います。
ところで、早稲田大と明治大は今回、ベスト4にも残れませんでした。
早明両校はその伝統という名に甘えることなく、
来年こそは挑戦者として、帝京大や東海大を打倒して欲しいと願っています。
愛媛の地から応援しています…。