しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

空気は吸うもの

今日はよく晴れて穏やかな一日となりました。

日差しは確実に春の輝きになっていることを肌で感じます。

 

さて、今日28日の日経新聞「こころ」欄には、

1月1日には、新年の書き初めの代わりに遺言書を書くという、

作家の落合恵子さんへのインタビュー記事が掲載されていました。

記事では、今の若い人たちに向けての、

次のような内容のアドバイスが書かれていました。

 

『若者のコミュニケーションの場だった深夜放送は廃れ、

 ツイッターフェイスブックなどのSNSがとって代わった感があるが、

 落合さんは「いまの40代くらいまでの人たちは、同調圧力ばかりが強くて、

 常に空気を読んでいます。空気は吸うものなのに」と心配する。

 「もっと自分で考えることを若者には勧めたい」

 「忙しすぎて、自分で考える暇もないのかもしれません。

 米国の思想家、デイヴィド・ソローは

 『1日で1回でいいから上質な孤独の時間を持ちなさい』と言っています。

 孤独をもっと楽しむべきではないでしょうか」』

 

う~む……、実に含蓄に富むお言葉です。

常に空気を読んでいたら、息苦しくてとても疲れるでしょうね…。

当たり前のように「空気を吸う」ことができる世の中になればいいですね。

 

また、「上質な孤独の時間を持つ」とか「孤独をもっと楽しむ」は、

どのようにすれば自己実現することができるのでしょう…?

落合さんが言われるのは、

「自分を見つめ直すために一人で思索する時間を持ちなさい」

ということなのでしょうか…?

だとしたら、60代の私にとっても、とても難しい課題です。