しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

物事を多面的に捉える

今日15日の日経新聞電子版で、「日経Gooday」の

『気付けばネガティブ思考 脱却に役立つABCDE理論って

~後ろ向き思考のクセを直したい(前編)』というタイトルの記事が

掲載されていました。記事の冒頭は、次のような文章で始まります。

 

『人にはそれぞれ、物事の考え方や受け止め方にその人なりの傾向や癖があります。

 そうした思考の癖は、その人の育ってきた家庭や職場環境、

 受けた教育や人間関係、成功・失敗の経験などから

 形成された価値観などに左右され、十人十色です。

 ただそれを将来に向けて変えていくことは可能です。

 特に、物事の悪い面にばかり着目しがちな人は、

 「ABCDE理論」と呼ばれる手法を身につけることで、

 徐々に物事を多面的に捉えられるようになります。』

 

このABCDE理論は、臨床心理の権威である

米国のアルバート・エリス博士が提唱した認知療法の一つで、

ABCDEはそれぞれ次のような意味を示すそうです。

 A=Activating Event(出来事や外部からの刺激)

 B=Belief(受け止め方、認知、解釈) 

   RB=Rational Belief(合理的な良い思考)   

       IB=Irrational Belief(非合理的な悪い思考)  

 C=Consequence(結果)

 D=Dispute(反論、または「Dialogue」として自問自答)

 E=Effect(効果や影響)

 

さらに、この理論の具体的な解説が次のように続きます。

『出来事(A)に対して、悪い受け止め方(B/IB)をしたことによって、

 不安やストレス、怒りや不満といったネガティブな感情を持ったときに(C)、

 自分の受け止め方を自問自答して(D)、

 多面的に捉えて良い受け止め方(B/RB)に修正すると、

 適切な感情や行動が生まれる(E)…というのがABCD理論の一連の流れです。』

 

う~む、なるほど……。

私はどちらかというと、物事の悪い面ばかりに着目する傾向があるので、

この理論を実践してみる価値はありそうです。

なお、この理論を活用して物事を多面的に捉えるようになるために、

記事では日記をつけることを勧めていました。

 

えっ、そうなんだ…。

じゃあ、この日記を書くことが、少しはメンタル面で役立っているんですね。

その日記の書き方は「後編」とのことなので、次回を楽しみにしたいと思います。