今日15日の日経新聞電子版で、「日経Gooday」の
『気付けばネガティブ思考 脱却に役立つABCDE理論って
~後ろ向き思考のクセを直したい(前編)』というタイトルの記事が
掲載されていました。記事の冒頭は、次のような文章で始まります。
『人にはそれぞれ、物事の考え方や受け止め方にその人なりの傾向や癖があります。
そうした思考の癖は、その人の育ってきた家庭や職場環境、
受けた教育や人間関係、成功・失敗の経験などから
形成された価値観などに左右され、十人十色です。
ただそれを将来に向けて変えていくことは可能です。
特に、物事の悪い面にばかり着目しがちな人は、
「ABCDE理論」と呼ばれる手法を身につけることで、
徐々に物事を多面的に捉えられるようになります。』
このABCDE理論は、臨床心理の権威である
ABCDEはそれぞれ次のような意味を示すそうです。
A=Activating Event(出来事や外部からの刺激)
B=Belief(受け止め方、認知、解釈)
RB=Rational Belief(合理的な良い思考)
IB=Irrational Belief(非合理的な悪い思考)
C=Consequence(結果)
D=Dispute(反論、または「Dialogue」として自問自答)
E=Effect(効果や影響)
さらに、この理論の具体的な解説が次のように続きます。
『出来事(A)に対して、悪い受け止め方(B/IB)をしたことによって、
不安やストレス、怒りや不満といったネガティブな感情を持ったときに(C)、
自分の受け止め方を自問自答して(D)、
多面的に捉えて良い受け止め方(B/RB)に修正すると、
適切な感情や行動が生まれる(E)…というのがABCD理論の一連の流れです。』
う~む、なるほど……。
私はどちらかというと、物事の悪い面ばかりに着目する傾向があるので、
この理論を実践してみる価値はありそうです。
なお、この理論を活用して物事を多面的に捉えるようになるために、
記事では日記をつけることを勧めていました。
えっ、そうなんだ…。
じゃあ、この日記を書くことが、少しはメンタル面で役立っているんですね。
その日記の書き方は「後編」とのことなので、次回を楽しみにしたいと思います。