今日は風がとても強い一日でした。
こんな日のバイク通勤は、強風で横転しそうで、恐怖に近いものがあります。
作曲家・船村徹さんの追悼コラムでした。
84歳で他界した船村さんは言葉を愛した人でもあったとのことで、
コラムでは船村さんの、次のような言葉が紹介されていました。
・作曲家は、人間のひだの中をはいつくばっているような生業(なりわい)だ。
・歌は言葉が命。歌詞を何百回も読み込め。メロディーはおのずと生まれる。
・演歌、歌謡曲は日本人の血液だ。
船村さんが作曲された数多い曲の中で、
私がとりわけ好きなのは「矢切の渡し」です。
ちあきなおみさんが歌う「矢切の渡し」をこよなく愛しています。
ちなみに、ちあきなおみさんが歌う船村さんの曲には、
「紅とんぼ」という、何回聴いても感動する名曲もあります。
なお、コラム本文には、先ほどの船村さんの言葉のほかに、
コラムニストの次のような名文がありました。
・大衆の中に机を置き、寝床を敷き、人生の機微、哀感を五線紙に乗せる。
一つとして無駄な音符はなかったろう。
5500曲を超える作品に、この人の香りがしみ込んでいる。
・「演歌、歌謡曲は日本人の血液だ。」も氏の言葉だった。
供養はいるまい。人々に歌い継がれてゆく、幸せな曲たちではないか。
「演歌、歌謡曲が日本人の血液」だとしたら、
私の血液の中にも、その「DNA」がしっかりと流れています。
私は、懐かしいフォークやニューミュージックが大好きだけれど、
演歌や歌謡曲にも、「日本人に生まれてきてよかった」と思うほど、
底知れぬ魅力を感じています……。