しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

思った通りの人生

関西在住の高校時代の友達が、一年ぶりに帰郷するのに合わせ、

今日は、私を含めた地元在住の3人と、

午後4時に松山市中心部で待合せをしました。

4人でお互いの近況報告や昔話をしていると、

あっという間に時間が経過していて、解散したのは午後7時でした。

お互いに歳はとっても、「心の様相」は青年のままのようです。

 

ところで、待ち合わせの時間まで少し時間があったので、

久し振りに大型書店に立ち寄って、ぶらぶらと本を眺めていると、

哲学者で文筆家の池田晶子さんのコーナーが特設されていました。

どうやら今年は、池田さんの没後10年に当たるようです。

 

そして、平積みされた本の中に、

『幸福に死ぬための哲学~池田晶子の言葉』(講談社)というタイトルの本を見つけ、

ほとんど迷うことなく手に取りました。

結局、今日この書店で買ったのは、池田さんの本と、

『1984年』(ジョージ・オーウェル著:ハヤカワepi文庫)と

『詩のこころを読む』(茨木のり子:岩波ジュニア文庫)の3冊となりました。

 

帰宅後、さっそく池田さんの本をめくってみると、

『思った通りの人生』というタイトルの、次のような言葉がありました。

『人は、何でも、「思う」ことができる。これは本当に不思議なことだ。

 これが自由の原点だ。

 人生はつまらないものだと思えばつまらないものになり、

 人生は素晴らしいものだと思えば、人生は素晴らしいものになる。

 何もかも、思った通りになる。

 人生は、自分が思った通りの人生になっている。

 人は、思うことで、自分の運命を自由に創造することができるんだ。

 これは、なんて素晴らしく、かつ、なんて厳しいことだろう。(14歳からの哲学)』

 

う~む、なるほど……。

いきなり素晴らしい言葉と出合うことができました。

今日会った、私の高校時代の友達3人は、

思い通りの人生を歩むことはできたのでしょうか?

この本を先に読んでいれば、ぜひ聞いてみたかったです。

私はといえば、これまでの道のりに厳しさはあったけれども、

少なくとも、良き友達に巡り合えたことは、

思い通りの素晴らしい人生であったと思っています。

 

幸福に死ぬための哲学――池田晶子の言葉

幸福に死ぬための哲学――池田晶子の言葉