しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

生きざまを探す

今日もまずは音楽の話題から…。

昨晩、BS日テレで『歌え!昭和のベストテン~スーパーアイドル春の祭典』を

観ました。この番組では、私の大好きな曲を2曲聴くことができました。

 

その1曲目は、園まりさんの「逢いたくて逢いたくて」で、

2曲目は、石川ひとみさんの「まちぶせ」です。

お二人とも、それなりにお年を召されましたが、今でも十分に魅力的で、

歌も相変わらず上手だなぁ…と思いました。

あぁ~、それにしても、昭和の曲って、どうして心を打つのでしょう?

これって、高度経済成長期のノスタルジアなのでしょうか?

 

さて、続いては、読書の話題から…。

昨日14日の日経新聞「リーダーの本棚」は、SUBARU社長の吉永康之さんでした。

記事を読んでびっくりしたのは、

吉永社長の愛読書と私の愛読書が、僭越ながら、ほとんど同じだったことです。

愛読書の紹介のなかで吉永さんは、

安岡正篤先生のことについて、次のように書かれていました。

 

・安岡さんはご存じのように吉田茂大平正芳ら往時の総理の指南役といわれた人。

 フィクサーと呼ばれたこともあります。

 「活眼活学」「人が環境をつくる」などの言葉が面白くて、とりこになりました。

 「陽明学だけで三日三晩は語れるぞ」と当時の私は思っていました。

 それくらい読んでいたんです。 

・実践的な考え方です。だからこそ私の心にすっと入ったのだと思います。

 哲学も嫌いじゃないですが、やはり実践ですね、私は。

 陽明学というのは柱が2つあって、ひとつは「知行合一(ちこうごういつ)」。

 知っていてやらないのは、知らなかったことより悪い。

 会社でもよくありますよね。「それ知ってました」とか。 

・もうひとつは事上磨錬(じじょうまれん) です。

 仕事の上で鍛え上げろ、という意味です。

 裏返せば、学問で鍛えても本物にはならない。

 実践、仕事でやれるかどうかが問われる、という考え方です。

 仕事で困難に遭遇したらありがたいと思え、これで強くなれると感じよ、

 ということなんです。

 

う~む、私も安岡先生の本を、これまで何冊も読んできたけれど、

結局は、仕事や人生に生かせることができませんでした。(反省)

なお、吉永社長は、『読書とは「生きざま」を探すこと』と述べられていました。

とても、重みのある、素晴らしい言葉ですね……。

私も、もう少し真剣に、「生きざま」を探す読書に取り組んでみようと思います。