今日28日の日経新聞電子版「マネー研究所」に、
『老後資金は闇鍋と同じ~「見えない」から怖い』
というタイトルの記事が掲載されていました。
『お互いに持ち寄った食材を鍋に入れ、暗闇の中で楽しむ「闇鍋」。
食べるまで、場合によっては食べてからも何を口にしているかわからず、
ハラハラする料理です。見えない「何か」に対峙するのは不安がつきまといますが、
お金にも同じことが言えます。』
記事の冒頭は、このような文章でしたが、
私の目に留まったのは、むしろ次のような内容でした。
『ファイナンシャル・プランナーの資格認定試験や普及などに取り組んでいる
「NPO法人日本FP協会」が昨年10月、
全国の20歳以上の男女1200人に聞いた「老後とお金に関する調査」によると、
老後の生活資金に対して不安を感じる人は81.3%もいました。
調査ではお金に関する悩みも聞いており、全世代を通してのトップ5は
1位 老後の医療費や介護費がいくらかかるかわからない
2位 貯蓄ができない
3位 年金がもらえるのか心配
4位 老後資金が準備できるのか心配
5位 家計がいつも赤字になってしまう という結果となりました。
2位と5位以外は、将来の見通しがつかないことに対する不安といえます。』
いゃあ~、驚きました。
1位から5位までのお金に関する悩みは、すべて私に当てはまります。
でも、一方では、皆さんは私と同じ悩みを抱えているということなので、
少し安心したところはあります。
ところが、安心したのも「つかの間」。記事には次のようなことも書かれていました。
『65歳以降の生活で支出が収入を5万~6万円上回り、
年齢的には100歳まで生きると仮定すると
2000万~2500万円の補填が必要になります。』
う~む、まいったな…。
私が100歳まで生きることはほとんど考えられないけれど、
妻にはその可能性は十分ありますし、私の分まで長生きしてほしいと思っています。
ただ、この数字を見ると、
100歳まで生きるのも、実は「お金との戦い」ということがよく分かりました。
「お金の心配までして長生きするのは、果たして幸せなことなのか」、
深く考え込んでしまいました。
これも昨日の「老年学」のカテゴリーに入るのかしら…?(苦笑)