しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

元気と清々しさ

今日は、残暑厳しい一日となりました。

午後からは「第20回俳句甲子園」の決勝戦

地元ケーブルテレビのイベントチャンネルで観賞しましたが、

その暑さを忘れてしまうほどの熱戦でした。

 

東京の開成高校と愛知の幸田高校の対戦で、

勝戦の兼題は「心」でした。(漱石の小説「こゝろ」から採ったもの)

結果は3対2で開成高校勝利となり、

なんと開成高校は、20回のうち10回も優勝したことになります。

 

その決勝戦で、私が強く印象に残ったのは、

幸田高校の「夏季補修 この心情を 答えなさい」という俳句でした。

(うろ覚えなので、間違っていらゴメンナサイ……)

開成高校の俳句は、毎年のことながら、とても洗練されていて、

ディベートにも説得力があり、「高校生離れ」したセンスに脱帽しますが、

幸田高校のこの俳句に、久々に「高校生らしさ」を見たような気がします。

 

ちょっと的が外れて、不謹慎な感想かもしれませんが、

私はこの俳句から、高石ともやさんの名曲「受験生ブルース」に出てくる

次のような歌詞を連想しました。

♬ 大事な青春むだにして 紙切れ一枚に身をたくす

  まるで河原の枯れすすき こんな受験生に誰がした

 

なぜ、この歌詞が思い浮かんだのか…?

説明しようとしても、「心情」をうまく説明することができません。(トホホ)

そのほかにも、素晴らしい俳句が盛りだくさんでした。

(ちなみに、個人最優秀句は、開成高校・岩田さんの

「旅いつも 雲に抜かれて 大花野」という、「雄大な」俳句でした。)

今年も全国の高校生の皆さんに、

「元気」と「清々しさ」をもらったような気がします。