今日は金曜日。やっと一週間の勤務が終わりました。
健康に不安があるなかでのフルタイム勤務は、正直、しんどいです。
高額の宝くじに当たったら、即、仕事を止めることができるのになぁ~、
と思うことも度々あります。
一方で、崇拝する安岡正篤先生の次のような言葉に触れると、
そんな気持ちを持つ自分がとても情けなくなります……。(反省)
『生命力はいかにして強くなるか。
それはあくまでも根気ある辛抱強い日常の自律自修に由る。鍛錬陶冶に依る。
意志と知能と筋骨の意識的努力、心臓・血管・内分泌腺
その他生理的全体系の無意識的努力、自己に規律を課し、
自己を支配する修練を積んで始めて発達する。
安逸と放縦とは生命の害毒であり、敵である。』(安岡正篤一日一言:致知出版社)
さて、話は変わりますが、
先月25日のこの日記で、「消えゆく書店」のことを書きましたが、
今日8日の日経新聞「春秋」では、次のようなことが書かれていました。
『あすの土曜日、いっぷう変わった書店が開業する。場所は東京の下町、日本橋浜町。
2階まで吹き抜けの壁に科学、歴史、美術、建築、花、料理などの本が
ずらりと並ぶ。店は本格的なカフェを兼ね、食事やコーヒーも楽しめる。
しかけたのは老舗企業の安田不動産だ。 ~(略)~
大手から零細店まで、書店の廃業が止まらない。
新刊書店のない自治体は全国で2割に達したという。
引き金のひとつはネット通販だ。
手軽に探せ、関連本も表示され、家まで届けてくれる。
そんなネット通販にも弱みがあるのでは……。
地域おこしに詳しく、安田不動産の依頼で今回の新店を企画した水代優さんは語る。
店なら多種多様な本を一気に見渡せる。本を手がかりに人と出会うのも楽しい。
ネットのお薦め機能も、突っ込んで本を探すには物足りないと水代さん。
何より、書棚の前に立つと心が静まっていく感覚は捨てがたい。
国際情勢に国内政治と、気持ちをざわつかせることの多い時代こそ、
書店のような空間は貴重なのだが。』
このコラムのなかの、
「何より、書棚の前に立つと心が静まっていく感覚は捨てがたい」という記述は、
まことにもってそのとおりで、これこそが、
ネット通販では味わうことのできない書店の魅力ではないかと思います。
明日と明後日の休日、
私はきっと、買い物帰りにいつもの書店に足が向かうはずです……。
追記
宝くじ売り場にも足が向かうかもしれません。(笑)