しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

生涯忘れることのない名曲

台風18号が近づいているせいか、今日は終日、どんよりと曇った一日でした。

また、気温もぐっと下がって、Tシャツでは肌寒いくらいでした。

それでも、夕方には、まだツクツクボーシが鳴いていました。

肌寒い日に聞くツクツクボーシの鳴き声は、いつもと違って物悲しい響きです。

 

さて、今月12日にBSジャパンで放映された

『あの年この歌~時代が刻んだ名曲たち』は、

http://www.bs-j.co.jp/anotoshi/175.htmlf 昭和49年(1974年)のヒット曲でした。

この年、私は、浪人生活を京都駿台予備校の三畳一間の寮で送っていました。

備え付けの簡易ベッドと机が部屋のほとんどを占め、テレビやエアコンはなく、

社会との接点は、小さなラジオから聞こえてくるニュースや音楽でした。

 

そう、その時、ラジオから流れていたのは、先ほどの番組でも紹介されていた

精霊流し」(グレープ)、「ふれあい」(中村雅俊)、

「私は泣いています」(りりィ)という名曲のほか、

岬めぐり」(山本コウタローとウィークエンド)、「神田川」(かぐや姫)、

「結婚するって本当ですか」(ダ・カーポ)、

そして、高校生の頃から大好きだった天地真理の「想い出のセレナーデ」……。

さらには、「夕暮れ時はさびしそう」(NSP)や

「追伸」(グレープ)という名曲も、この年に生まれた曲でした。

 

いずれも曲も切なく、そして物悲しいメロディーで、

孤独で寂しかった私は、一人涙を流しながら聴いていましたが、

生きる支えになるのは、何も明るくポジティブな曲とは限りません……。

あれからもう40数年……。

生涯忘れることのない昭和49年の名曲の数々は、今も私の宝物です。