九州に上陸した台風18号の影響で、お昼過ぎから雨脚が強くなり、
今の時間は、強い風とともに、雨が断続的に降り続いています。
そのため、今日は外出を控えて、まったりとした一日を過ごしています。
さて、今日の荒れた天気が予想されていたため、
昨日は、午後8時から「エミフルMASAKI」の映画館で上映中の
『関ヶ原』http://wwwsp.sekigahara-movie.com/を観に行ってきました。
とても迫力があって面白い映画でしたが、ストーリーの展開が早く、
主だった登場人物以外は、誰がどの役を演じているのか、ほんんど分かりませんでした。(苦笑)
家に帰って、映画のHPを見て、ようやく理解した次第です。
それと、「関ヶ原の合戦」のことは、歴史の授業で習いましたが、
映画を観るに当たって、もう少し歴史を復習しておけばよかったと反省しています。
ところで、この映画で印象的だったのは、やはり、
「正義」によって世の中を変えようとする、“純粋すぎる武将”石田三成の姿と、
その三成に配下として仕える猛将・島左近と伊賀の忍び・初芽の姿でした。
私の好きな言葉に、「菜根譚」(洪自誠の随想集)の
『道徳に棲守するは、一時に寂寞たり。権勢に依阿するは、万古に凄涼たり。
達人は物外の物を観、身後の身を思う。
むしろ一時の寂寞を受くるも、万古の凄涼を取ることなかれ。』という言葉があります。
京・六条河原で処刑された時の三成の心中は、果たしてどうだったのでしょうか?
信念を貫こうとした自らの生き方に悔いはなかったのでしょうか?
権謀術数が渦巻く世の中で、「道を守って生きる」あるいは「理想に生きる」のは、
「関ヶ原の合戦」から400年以上経っても、変わらぬ難しさだと思います。