しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「流行の廃りの早さ」を知る

このところの雨で気圧の低い日が続いているせいか、私の体調は芳しくありません。

気圧の低さが「めまい」を誘発しているような気がしています。


さて、㈱日本リサーチセンターが今月13日に公表した

『流行に関する意識調査~知らない10代』という調査レポートを読みました。
http://www.nrc.co.jp/report/171013.html


20代から60代までそれぞれが高校生のときに流行っていたものを聞き、

さらに、今の高校生の年代である15~19歳は、その流行を知っているのかを調査したものです。

具体的には、調査の意図が次のように書かれていました。


『同時期に同じような体験をして成長すると、共通の価値観や行動を示すことは多く、

 特に、多感な高校生のときの体験は、年齢を重ねて時代が経過しても、

 その人の価値観に影響を与え続けるでしょう。その価値観は、日常の何げない会話に表出し、

 世代間のコミュニケーションにおけるギャップの遠因にもなるかもしれません。

 そこで、各世代が高校生の頃に流行っていたことを

 今の10代はどれくらい知らないかを確認してみました。』


続いて、調査結果の概要が、次のようにまとめられていました。

『結果は、世代に関係なく、実に驚くほど知られていないようです。

 その中でも特に流行として知られていなかったのが、60代の「パンタロン」94%、

 次いで「アイビー」91%、50代の「ユリ・ゲラー」91%、

 40代の「ねるとん紅鯨団」91%、「渋カジ」91%。

 30代の青春ソングを生み出してきた「小室ファミリー」も

 83%の10代が流行っていたことを知りません。

 20代にはなじみ深いSNSの走り「ミクシィ」も

 10代は79%がその流行を知らないと回答しました。』


う~む‥‥。(絶句)

私のような60代なら当然の事として知っている「パンタロン」や「アイビー」が、

今の10代には、ほとんど「意味不明」であることを知って、愕然としました。

なお、このレポートにおいては、

社会心理学では、流行とは「社会集団の中で一定数の人たちが一定の期間、

 ある意図のもとで同じような集団行動をとるように心理的に誘われること」とされていること。

・調査結果を見ると、改めて流行り廃りの早さに気付かされること。

・世代間のコミュニケーションにおいては、「相手も当然知っているだろう」と思っていたことが、

 実は通じていないことも多いのかもしれないこと。

以上のような解説がありました。


私もこれからは、30代の我が娘や、20代の甥っ子二人と会話する際に、

「相手も当然知っているだろう」という認識を改める必要がありそうです。