しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

穴に焦点を当てる

今日は吹く風が冷たく、昨日よりもさらに寒さが増しました。

寒がりの私にとって、冬は苦手な季節なのですが、

その一方で、私は生来の「ナマケモノ」なので、この季節は、炬燵にスッポリ入って本を読んだり、

昼寝をしたりすることに、何とも言えない幸せを感じます。


さて、今日の午前中は、父と妻の三人で、インフルエンザの予防接種を受けに

松山市内の個人病院に行ってきました。

病院のこじんまりとした待合室は、座る席がないくらい混んでいましたが、

そのほとんどは、インフルエンザの予防接種に来られた方々でした。

そして、午後からは、三か月に一度の歯科定期検診に行ってきました。

歯石の除去、歯のクリーニング、フッ素塗布などが検診の内容で、

たっぷり一時間かけて治療してもらいます。

病気の種類は数あれど、歯の痛みだけはとても我慢できないので、

ここ数十年、歯科定期検診を欠かさず受診するように心掛けています。


ところで、今日の朝日新聞デジタル版「耕論」のテーマは『コト消費の時代』で、

阿久津聡・一橋大学大学院教授が、次のように書かれていた箇所に目が留まりました。

マーケティングに「ドリルを売りたいなら、穴を売れ」という教えがあります。

 穴を開ける手段であるドリルを売るには、

 その目的である穴に焦点を当てるのが効果的だということです。基本的にモノは手段に過ぎません。

 多くの場合、消費の目的はコトです。実はこれ、半世紀ほども前からの教えです。

 ではなぜ今、改めて「モノ消費からコト消費」などと言われているのでしょうか。

 それは、市場が成熟すると、手段としてのモノがあふれて差別化が難しくなり、

 目的であるコトを新しく提案することがより有効になるからです。』


う~む、なるほど‥‥。

「ドリルを売るためには、穴に焦点を当てる」必要があるのですね‥‥。

最近は、個人消費は伸び悩んでいるけれど、体験を楽しむ「コト消費」は盛況とのこと。

ところが私の場合、月々の消費のうち、病院の診療費や薬代が大きな比重を占めるようになりました。

早く元の元気な身体になって、私も「コト消費」なるものを楽しみたいなぁ~。

‥‥と、うらやましく思っていたところ、いや、まてよ‥‥

病院の診療費には楽しみこそないものの、これも立派な(?)「コト消費」で、

私も消費拡大に一役買っているのかもしれないと自らを慰めることにしました。

ちょっと今日は、話が変な方向にずれてしまいました。ゴメンナサイ。(苦笑)