先週22日の金曜日に、東急ハンズ松山店で2018年の手帳を購入しました。
現職時代、私は野口悠紀雄さんの「超・整理手帳」を愛用していましたが、
定年退職後は、仕事上の諸行事がめっきり減ることになったので、
2017年の手帳からは、薄くて持ち運びが便利な手帳に切り替えました。
すると、一昨日23日の日経新聞デジタル版「スキルアップ塾」に、
『野口悠紀雄さんの手帳術~予定は「作る」ことが大事』という
野口悠紀雄さんへのインタビュー記事が掲載されていました。
主な質疑応答を、次のとおりこの日記に残しておこうと思います。
Q 紙の手超離れについて
A デジタルの手帳と紙の手帳、それぞれに得意・不得意があるので、
そこを理解してうまく併用するといい。
決めた予定を正しく実行する分には、グループウエアで十分。
けれども、それはあくまで予定を入れて実行しているだけ。
時間管理で大切なのは、予定を作ること。それには紙の手帳の方が向いている。
Q 「予定を作る」というのは、どういうことか。
A ある一定期間で何をすべきか、自分で決めて予定を入れていくこと。
予定を計画して巧みにコントロールするという意味。
パソコンでもスマートフォンでも、画面上でスケジュールを管理している人は、
毎日の細かい予定に目がいきがちで、1~2カ月先のスケジュールまで確認しない人が多い。
そうなると、「予定をこなしていくだけ」という受け身の仕事になる。予定に流されてしまう。
Q スケジュール管理以外では、デジタルとアナログをどう使い分ければいいか。
A 紙の手帳は自由度がある。
色を変えたり、図や絵を描いたりと、使いやすいようにカスタマイズできる。
文字の大きさも自由自在。多彩な付箋も使える。
その点で、グループウエアやカレンダーアプリは、できることが搭載する機能に左右されるので、
自由度がない。一方で、デジタルの場合、受信したメールや記入したメモなどを、
登録した予定と一緒に管理できる。やり方は簡単で、予定欄やメモや備考欄に、
メールや資料の文章を貼りつければいいだけ。
Q 最後にもっと手帳を使いこなしたいという人へアドバイスを。
A 繰り返しになるが、予定を「作る」ことを意識すること。
それは自分の時間を作るということで、時間ドロボウから身を守る手段でもある。
どんな人でも時間は平等で、1日24時間しかない。
手帳を使って有用な時間を過ごしてください。
う~む、なるほど‥‥。
「予定をこなす」のではなく、「予定を作る」ですか‥‥。
私はどうかと言うと、仕事上の諸行事は少なくなったけれども、
紙の手帳に書き込める「予定」が曲がりなりにもあるということは、
それはそれで幸せなことなのかもしれません。
まさしく、「教育(きょういく)→きょう、いくところがある」と
「教養(きょうよう)→きょう、ようじがある」ですね‥‥。(苦笑)