今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、元ラグビー日本代表監督、平尾誠二さんの
『もしかしたら、今の状況は、人生をより楽しくするためのものなのかもしれない』という言葉で、
いつものように、鷲田清一さんの次のような解説がありました。
『ボールは楕円(だえん)形、前に投げてはならないなど、
「理不尽」な設定がラグビーには多い。人生も同じ。
ゲームに見立て「理不尽」を「おもしろみ」として捉えれば、状況を変えてゆけると、
往年のスーパースターは言う。ボールをどのタイミングで放すかが重要だというのも、
きっと、「理不尽」を一人で抱え込むなと教えているのだろう。
「生きつづける言葉」(撮影・岡村啓嗣)から。』
私の趣味は、「読書」と「スポーツ観戦」(それと「休日の昼寝」)なのですが、
スポーツではラグビーが一番好きです。
平尾さんの華麗なプレーも、同志社大学、そして神戸製鋼の時代を通じ、
ずっとテレビで見続けてきました。
では、どうして私は、こんなにもラグビーに魅せられるのか‥‥?
自分でも気づいていたのだけれど、
鷲田さんの解説を読んで、改めてその理由が分かったような気がします。
鷲田さんの指摘する「理不尽」とも思えるルールの設定に限ったことではなく、
例えば、大量点を許した試合においても、ラガーマンは最後まで試合を捨てずに戦い続けます。
たとえ理不尽な人生であっても、ひたむきに生きて行くことの大切を、