しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

非日常の遊びの空間

先日梅雨入りしたばかりなのに、昨日、今日と、カラッとした晴天が続いています。

真っ青に透き通った空を見上げて、

ふと西城秀樹さんの名曲「ブルースカイブルー」の歌詞を思い出しました。

♬ 青空よ 心を伝えてよ 悲しみはあまりにも大きい
  青空よ 遠い人に伝えて さよならと


さて、昨日のこの日記で、佐伯啓思先生の「スポーツと遊び」の論評について書きましたが、

同じ日の朝日新聞デジタル版「耕論」では、「日大アメフト事件」に関連して、

岐阜経済大学サッカー部総監督の高橋正紀さんが、次のようなことを述べられていました。


『「スポーツマンシップの基本は」と聞かれたら、どう答えるでしょうか。

 正々堂々、戦い抜く、という言葉が思い浮かぶかもしれませんが、

 私は「楽しむ」「自分が大切」が基本だと考えます。

 一番楽しい空間は、非日常の遊びであるゲームです。

 この空間を構成する自分、仲間、相手、ルール、審判を尊重する、

 つまり、正々堂々とするのは楽しむためです。何かに挑戦し、やり抜くことで人は成長します。

 スポーツで戦い抜くのは、大切な自分磨きのためです。

 いずれも自分のためと理解した選手は、周りに感謝し、自ら頑張るので、体罰は必要はない。

 これまで、選手と指導者あわせて5万人以上を対象に、

 700回近く「スポーツマンのこころ」と題した講演で、伝えてきました。』


う~む、なるほど‥‥。「一番楽しい空間は、非日常の遊びであるゲームです」ですか‥‥。

これって、佐伯啓思先生のお考えに通じるものがありますよね‥‥。

なお、高橋総監督は、次のようにもおっしゃつていました。

『日常で大切にすることがあり、スポーツは非日常の遊びの空間と認識できたら、

 たとえ試合に出られなくても世界は終わらない、とわかります。』


とっても含蓄に富んだお言葉だと思います。