今月9日の日経新聞「活字の海」は、
『目利きが編む文学作品集 名作と出合うきっかけに』という見出しで、
記事の冒頭には、次のように書かれていました。
『過去の名作を読みたいけれど、どの作品から読み始めたらいいのか分からない。
本を選ぶための指針がほしい。
そんな読者にとって、水先案内人になりそうな
一流の目利きによる短編集や全集が編まれている。』
具体的には、次のような短編集や全集が紹介されていました。
・昨年、没後50年を迎えた山本周五郎(1903~67年)の短編を
ノンフィクション作家の沢木耕太郎が編んだ「山本周五郎名品館」(文春文庫)
・同文庫で2004年に刊行し増刷を続けている作家の宮部みゆきが編んだ
「松本清張傑作短篇コレクション」(全3巻)
・16年の桜庭一樹、湊かなえ、辻村深月編「江戸川乱歩傑作選」(全3巻)
・イタリア文学者の須賀敦子(1929~98年)が愛した
海外文学作品集「須賀敦子の本棚」(全9巻)
そして、記事の最後は、次の文章で結ばれていました。
『確かな編者を通じて豊かで香り高い文学作品に触れる機会になりそうだ。』
う~む‥‥(絶句)。本の世界は、まるで底なし沼のようですね‥‥。
ちなみに、私が読む本を選ぶ際にいつも参考にしているのは、
毎週土曜日の日経新聞「読書」欄のほか、最近では、
フランス文学者・鹿島茂さんのインターネット書評無料閲覧サイト「ALL REVIEWS」や
松岡正剛さんのブックナビゲーションサイト「千夜千冊」などを参考にしています。
https://allreviews.jp/
https://1000ya.isis.ne.jp/top/
あぁ~(溜息)。私は死ぬまでにあと何冊の本が読めるのかしら‥?
最近は歳のせいか、細かい字を読むのが苦痛になってきたので、
そんなには読めないかもしれません。見え見えの言い訳ですけど‥‥(苦笑)。