しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

変装している心を探す

‥‥‥‥。(絶句) サッカーW杯の日本代表の敗戦に茫然自失の状態です。

それはまるで「ドーハの悲劇」を思い出すような、「ロストフドナヌーの悲劇」でした。

今回の敗戦を糧にして、さらに逞しくなった日本代表の勇姿を、

生きていれば66歳になった4年後に、ぜひ見てみたいと思います。


さて、昨日2日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、

作詞家・阿久悠さんの『変装してるんですよ、みんな。』という言葉で、

いつものように鷲田清一さんの次のような解説がありました。


『そこはかとない淋(さび)しさ、やるせなさ。

 何かが欠けているというそんな「飢餓感」が沁(し)みだしてきても、

 人は気を振り絞って、それに蓋(ふた)をする。

 でも、ときには「少し化粧を落として」みたらと、作詞家は言う。

 歌とは「時代のなかで変装している心を探す作業」。

 「死角に入っていた心のうめき、寒さ」に「ボールをぶつける」ために歌を書いてきたと。

 「書き下ろし歌謡曲」から。』


う~む、なるほど‥‥。

ということは、普段の私も、精一杯意地を張った「変装している私」なのかな‥‥?

ところで、阿久悠さんの作詞された数多い曲の中には、私の大好きな曲がたくさんあります。

たとえば、次のような懐かしい曲の数々‥‥。

あの鐘を鳴らすのはあなた(和田アキ子)」、「乙女のワルツ(伊藤咲子)」、

五番街のマリーへ(ペドロ&カプリシャス)」、「さらば涙と言おう(森田健作)」、「時代おくれ(河島英五)」、

「ブルースカイブルー(西城秀樹)」、「街の灯り(堺正章)」、「みずいろの恋(あべ静江)」‥‥‥。


はぃ、確かに当時の私は、こうした曲を聴くたびに、心が素直になれたように思います。

それはさておき、今の茫然自失の私を、慰めてくれる曲はないのかしら‥‥?