そう‥‥、それはまるで、平成8年「夏の甲子園」の決勝戦で見た
松山商業・矢野選手の「奇跡のバックホーム」を思い起こすような劇的なシーンでした。
今日12日、「夏の甲子園」大会第8日の第3試合で、愛媛代表の済美高校が、
延長13回タイブレークに、矢野選手の右翼ポールに当たる逆転サヨナラ満塁本塁打で、
石川代表の星稜高校に13対11で勝利しました。
この試合、8回表が終わった段階で、済美高校は7対1と、星稜高校に大量6点をリードされていました。
敗戦を覚悟した私は、悔しくて何度かテレビを消そう思いましたが、
思い直して観戦し続けていたところ、8回裏に政吉選手の3ランなどで一挙8点を奪い、
試合をひっくり返してしまいました。もう、ビックリ仰天です‥‥。
星稜高校の鍛え抜かれた執念の粘りで9回表に同点とされ、
さらに、タイブレークに突入した延長13回表に、星稜高校に再び2点をリードされた時には、
今度こそ万事休すと敗戦を覚悟しました。そんな時に飛び出した劇的ホームランです。
平成8年の「奇跡のバックホーム」も、そして今回の「逆転サヨナラ満塁本塁打」も、
同じ矢野という姓の選手で、愛媛にとって不思議な縁(えにし)というものを感じます。
人生、なんとか踏ん張って生きていれば、
奇跡と思えるような感動的な場面に遭遇することができるのですね‥‥。
両校の監督・選手に心から感謝したいと思います。