しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

紙とペンの効用

今日の日経新聞「こころの健康学」は、

『自分を取り戻す「紙とペン」』というタイトルのコラムでした。

執筆はいつものように、認知行動療法研修開発センターの大野裕先生で、

今回は、次のようなことを書かれていました。


『私たちは毎日の生活のなかで落ち込んだり、不安になったり、腹が立ったりする。

 そうしたとき、感情に流されて現実に目が向かなくなっていることが多い。

 そのために自分のこころの世界に入ってしまって、ますますつらく感じるようになる。

 悩みが強くなっているときには、感情に支配されて悪循環に入り込むことが多い。

 だがそうしたときに「紙とペン」と考えると、ちょっと自分を取り戻すことができる。

 そのときに起きていることや自分の気持ち、考え方を紙に書き出すと、

 少しずつ本来の自分を取り戻せるようになる。

 現実に起きていることに冷静に向き合い、問題に的確に対処できるようにもなる。』


う~む、なるほど‥‥。

大野先生ご指摘の「紙とペン」とは、ちょっとニュアンスは違うかもしれませんが、

私は、飲み会で酔っ払って帰ってこない限り、毎日この日記を書くように心掛けています。


仕事や家庭の悩みは日々尽きることはなく、

どうしようもなく落ち込んだ時には、自分は「うつ病」ではないかと思う時もありますが、

それでも、その日の新聞に掲載された特集記事や一面コラム、日常の些細な出来事、

孫娘の成長などについて、自分なりの感想をこの日記に書いている時間だけは、

冷静に自分を客観視できていることに気付くことが多々あります。


これもある意味、「紙とペン」というか、「パソコンとブログ」の効用なのでしょうか‥‥?