とてもワクワクドキドキする次のような記事が、今日の朝日新聞デジタル版に掲載されていました。
『作家の村上春樹さん(69)は4日、東京都内で記者会見し、
自筆の原稿や書簡、レコードなどの所蔵資料を母校の早稲田大学に寄贈すると発表した。
早大は将来的に、国内外の村上文学の研究者が資料を活用できる研究センターを
キャンパス内に作ることを目指す。村上さんが国内で会見に臨んだのは37年ぶりという。
村上さんは1975年に早大を卒業した。寄贈するのは原稿や書簡、蔵書のほか、
自身の作品に関する書評や2万点近くに上るレコードのコレクションなど。
「ノルウェイの森」を執筆した際の大学ノートなども含まれる可能性があるという。
寄贈は来年度から段階的に始め、一部は寄託しておく形をとる。』
へぇ~、そうなんですか‥‥!! かくいう私は、「ハルキスト」ではないのですが、
「平易な文章と難解な物語」といわれている村上さんの代表的な小説は、
これまで何冊か読んできました。
そのなかでは、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が不思議と印象に残っています。
その村上さん自筆の原稿や書簡、レコードなどが早大に寄贈されて、
おまけに早大では、キャンパス内に研究センターを作ることを目指すとか‥‥。
早大キャンパスは、2015年7月に甥っ子の結婚式で上京した際、何十年かぶりに訪れたのですが、
近代的な建物に生まれ変わった8号館などを見て、隔世の感を抱いたものです。
今度は、母校に設置されるという村上さんの研究センターを、いつの日か訪れてみたいと思います。
実現の可能性がありそうな「夢」と「希望」が、また一つ増えたような気がしています。