しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

新しい用語について考える

報道によると、今年話題になった言葉に贈られる

現代用語の基礎知識選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」の発表があり、

年間大賞には平昌冬季五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子代表チーム

ロコ・ソラーレ」(北海道)の選手たちが同五輪の試合中に交わした

そだねー」が選ばれたそうです。


そのほか、40度を超える酷暑が続くなか、

気象庁熱中症への警戒を呼びかけるために使った「災害級の暑さ」や、

ハリウッド女優らによるセクハラ被害の告発を機に、

ソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS)などで

性的な被害体験について声を上げる際に用いた「#MeToo」もトップ10入りしたとのこと。


そして、このトップ10のなかには、「ご飯論法」という

それまで聞いたことのないような用語もありました。

やっぱり私は、「流行に無頓着・無関心なのかな?」と静かに反省していたところ、

昨日の産経新聞「浪速風」に、次のようなことが書かれていました。


『不勉強なもので「ご飯論法」を知らなかった。

 働き方改革法案の国会審議での加藤勝信厚労相(当時)の答弁を「論点ずらし」として、

 上西充子法政大教授らがツイッターで広めたという。

 「2018ユーキャン新語・流行語大賞」でトップ10に入ったが、そんなに流行しただろうか。

 「朝ごはんは食べなかったんですか?」

 「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておきます)」

 「何も食べなかったんですね?」

 「何も、と聞かれましても、どこまでを食事の範囲に入れるかは、

 必ずしも明確ではありませんので‥」。こんなやりとりを「ご飯論法」というらしい。』


へぇ~、そうなんですか‥‥。この解説を聞いて用語の意味が理解できました。

でも、これって、国会のなかだけで通用する用語じゃないのかしら‥‥?

それはさておいて、今までの「新語・流行語」には、

「新解(しんかい)さん」(新明解国語辞典)に採用された用語はあるのでしょうか‥?

そんなことを考えてみると、

大多数の国民に支持され、そして長く使われ、やがて定着して、

最終的に国語辞典に掲載されるような用語は少ないような気がします。