しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

誰もが知る曲を、再び

今日の日経新聞「平成の30年」は、

『音楽は「聴く」から「歌う」「踊る」「作る」へ』というタイトルの記事でした。


記事では、平成元年からの「日本レコード大賞」の受賞曲が列挙されていましたが、

それを見て愕然としました。というのも、私が知っているのは米米CLUBと安室ちゃんとサザンの曲だけ‥‥。

そのほかの曲の題名は、やたらと英文字が多く、どんな人か歌っているのかさえ知らず、

ましてやそれらの曲は、たぶん一度も聴いたことがないと思います。

ただ、記事のサブタイトルに、『消えた誰もが知る曲』と書いてあったので、

私だけではないのかなと、少し安心しましたけど‥。

でも、平成の30年間に、私はどうしてこうなったのでしょう‥? 昔の曲は好きだったのに‥‥。

記事には次のような解説がありました。


・ヒット曲を巡る大人と若者の分断は1989(平成元)年に始まった。

 テレビでは「ザ・ベストテン」が終了し

 80年代デビューのアイドルら歌謡曲勢がシーンから退場。

 同時に「いかすバンド天国」、通称イカ天が始まる。

 バブル景気を背景にバンドブームが訪れ、91年のギター売上高は現在の3倍あった。


・21世紀に入ると、2つのデジタル技術がさらに音楽市場を分裂させた。

 ネットと制作機器だ。若者はネットで音楽と出合い、発表するようになった。

 機器の進化と低廉化は、送り手側への参加を容易にした。

 作り、演奏し、歌い、動き、声援を送る。

 バンドブームでは一体だった要素がバラバラに進化し始めた。


・70年前後にも演歌とフォーク系に分裂した音楽界。

 後者の作品をベテラン歌手やアイドルが歌い隆盛を取り戻した。

 平成に分裂した流れが再び融合するなら、国内、

 いや世界で誰もが知るヒット曲が生まれる可能性もある。


う~む、なるほど‥‥。そういうことだったのか‥‥。

私のような昔ながらのオジサンは、コタツで蜜柑を食べながら、

家族そろって紅白歌合戦を楽しんでいた「昭和の時代」が懐かしいです。

誰もが知るヒット曲が、次の元号の時代に生まれることを、楽しみに待ちたいと思います。