しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

ノスタルジアの世界

昨日は良いお天気に恵まれたのに、今日は一転、朝から小雨が降り続いています。

このところ、まるで日替わり定食のように、日々、天気が変わっています。


さて、昨晩は、昭和58・59年度に同じ職場で働いた、上司・同僚との飲み会でした。

毎年必ず1回は集まることが慣例化していて、

昨晩は、ただ一人現役だった職員の、定年退職の慰労会も兼ねていました。

これで総勢8人の内訳は、完全リタイアしている先輩が4人、

再就職先で働いている職員が、私も含めて4人となります。


懇親会での会話の内容は、現役時代の苦労話のほか、

皆さん、年が年だけに、どうしても持病の話や親の介護の話が多くなります。

でも、落ち込むどころか、懐かしい思い出話にも花が咲いて、楽しいひと時を過ごすことができました。


ところで、ネットで野口悠紀雄さんの

『平成はなぜ失敗したのか~「失われた30年」の分析』(幻冬舎)を利用した

「自分史を作るためののサポートページ」を読んでいると、

記憶には浄化作用があるとのことで、次のようなことが書かれていました。

『人間の記憶はよくできていて、楽しいことをよく覚えています。

 その反対に、苦しいことや嫌なことは、忘れてしまっています。

 あるいは、修正されて、懐かしい思い出になっています。

 ノスタルジアの世界は、美化された世界なのです。

 ここに遊んでいると、現実の辛いことを忘れてしまいます。』


う~む、なるほど‥‥。おっしゃられていることがよく分かります。

今月下旬には、「高校卒業45周年記念同期会」が予定されています。

この会合でも「ノスタルジアの世界」にどっぷりと浸かりたいと思っています。