春分の日の今日は、日中、気温が20℃を超えて、初夏のような陽気となりました。
庭の草むしりをしていると、鳥のさえずりが聞こえたので、上空を見上げると、
電線にツバメが止まっていました。その姿を見るのは、例年よりも一か月も早いような気がします。
さて、今月17日の日経電子版「ヘルスUP」に、
「定年退職後も働く人は、働かない人よりも健康で長生きだ」として、次のようなことが書かれていました。
『定年退職といえば、これまでは60歳が一般的でしたが、今は、それ以降も働く人が増えています。
60歳以降も仕事を継続している人とそうでない人の、
死亡と認知機能低下、脳卒中、糖尿病のリスクを比較する研究を行いました。
その結果、就労が健康に利益をもたらす可能性が示されました。
この研究は、一般に公開されている全国高齢者パネル調査の情報を利用しています。
岡本氏らは今回、分析対象を60歳から75歳までの男性にしました。
この年代の男性に限定したのは、60歳以降に賃金労働をしている女性は男性に比べかなり少なく、
男女問わず75歳を超えて働いている人も非常に少なかったからです。
~ (中略) ~
非就労者、就労者のなかで、追跡期間中に死亡、認知機能低下、脳卒中、糖尿病
(これらを「イベント」と呼びます)を経験していた人の割合を比較すると、
就労者のほうが死亡した人は少なく、認知機能の低下を経験した人と、
脳卒中を発症した人の割合も少なくなっていました。
ただし、糖尿病発症者の割合には差がありませんでした。』
う~む、なるほど‥‥。就労は健康に利益をもたらすのですね。
確かに、働いていると、早寝早起きで、規則正しい生活を送れることは間違いありません。
ただ、最近の私は、認知機能の低下のせいか、
もうすでに2つ以上の仕事を同時にこなせなくなっています。(トホホ)
それと、私の父のように、あまり病気もせずに長生きするのは、
家族や社会に負担をかける度合いが少なくて結構なことなのですが、
そうでない場合は、長生きはかえってリスクになるような気がしています。
いずれにしても、今の私は、その「命というものの仕舞い方」を、
間もなく91歳になる父から、身をもって教えてもらっている毎日です‥‥。