昨日の続きです‥‥。
日記を書きながら、二冊の本に書かれた「希望」についての記述を思い出しました。
その一冊は、村上龍さんの『希望の国のエクソダス』(文春文庫)です。
『この国には何でもある。ただ、「希望」だけがない』
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/05/10
- メディア: 文庫
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『生きて帰ってきた男~ある日本兵の戦争と戦後』(岩波新書)です。
『さまざまな質問の最後に、人生の苦しい局面で、もっとも大事なことは何だったのかと聞いた。
シベリアや結核療養所などで、未来がまったく見えないとき、
人間にとって何がいちばん大切だと思っていたか、という問いである。
「希望だ。それがあれば、人間は生きていける」そう謙二(小熊さんの父親)は答えた。』
- 作者: 小熊英二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/06/20
- メディア: 新書
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第一生命経済研究所のレポートは、前者の「希望」を、
そして、私は、後者の「希望」を想起しているのだと思います。
「希望」という二文字を語るのは、重くて難しいものがあります‥‥。