母校の早稲田大学校友会から、隔月で「早稲田学報」が送られてきます。
その6月号の巻頭エッセイの執筆者は、脚本家・映画監督の北川悦吏子さん(84年一文卒)、
「人生の大事なことは、全てここで学んだ」という題で、次のようなことが書かれていました。
『早稲田には、私の青春と、全部が詰まっている。
1980年、私は高校3年生で、「打倒早稲田」と書いて机の前に貼り、受験勉強に励んだ。
早稲田に行けば、何かがあると思った。私は、夢を追いかけていた。
~ (中略) ~
人生の一番濃い時期が私にとっては、大学時代だった。
娘が早稲田に今、通っている。彼女の青春の輪郭を、私は知らない。
私の頃とは、ずいぶん違うんだろうなあ。
でも、「集まり散じて 人は変われど~」というあのフレーズ。今聞いてもジンとくる。』
「早稲田には、私の青春と全部が詰まっている」という北川さんのエッセイを読んで、
大学時代を何もかも中途半端に生きてきた私は、とても羨ましく感じました。
今、振り返ると、貴重な大学時代を、もっと有意義に過ごすべきだったと反省しています。
ただ、『「集まり散じて人は変われど~」というあのフレーズ。今聞いてもジンとくる。』は、
私にも同じ感情があります。
「早稲田」はこの私にも、「心のふるさと」であることは間違いありません。