経済コラムニストの大江英樹さんが、
隔週木曜日、日経新聞電子版に寄稿されている「定年楽園への扉」。
今日は『やってるのに妻不満 夫婦のズレ生む「名もなき家事」』というタイトルのコラムでした。
印象に残った記述を次のように抜き出し、この日記に書き残しておこうと思います。
・シニア男性のみなさん、「名もなき家事」という言葉をご存知ですか?
料理、洗濯、掃除などのように、ちゃんとした名前が付いているものではなく、
日常生活の中でほんのちょっとした手間のかかる作業のことを言います。
例えばゴミ出し、脱ぎっぱなしの服の片づけ、トイレのタオルの取り換え、
調味料の補充といった項目の数々です。
・定年になった夫はむしろ名もなき家事こそ、力を入れてするべきだと思います。
そうすれば妻に感謝される場面が増えそうです。ただ、そのためにはどんな家事があり、
それぞれの作業手順をきちんと理解しておく必要があります。
そうせずに自己流でやった結果、妻の仕事が余計に増えるということにもなりかねないからです。
・定年後も再就職などである程度働き続けるのか、
完全に引退して退職金や年金で暮らしていくのか老後のマネープランは様々ですが、
穏やかな家庭生活を送るには妻とのコミュニケーションを良好にすることが大切です。
その一歩として名もなき家事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
う~む、なるほど‥。「名もなき家事」ですか‥、うまいネーミングですね。
このちょっと手間がかかる「名もなき家事」なら、私も日々、懸命に取り組んでいるつもりです。
例えば、大江さんが具体的に挙げられているゴミ出しの次のような一連の作業‥‥。
(1) ゴミ箱は分別して設置しておく。
(2) ペットボトルのようなものは飲み切った後、中を洗ってラベルをはがし、
キャップとボトルを別々に捨てる。
(3) 家中のゴミ箱からゴミを回収して袋に詰める。
(4) 生ゴミの場合は汁などがこぼれていないか確認し、もしこぼれていたら拭く。
(5) 新しいポリ袋を全てのゴミ箱に入れる。
そのほか、食後の後片付けや掃除、洗濯、洗剤など日用品の補充、新聞・雑誌の紐かけ‥などなど。
私はこれらの「名もなき家事」に、自分なりに一生懸命に取り組んでいるつもりなのに、
我が家のこわーい奥様からはあまり評価されません。
おそらく、奥様が私に求めているのは、もっと完成度の高い作業なのだと思います。
「名もなき家事」の取組みで穏やかな家庭生活が保証されるほど、
世の中‥‥、というよりも、世の奥様方は甘くはないと思います‥‥。(苦笑)