お盆を過ぎてから、ほぼ毎日のように雨が降り続いて、まるで梅雨に逆戻りしたような錯覚を覚えます。
こう悪天候が続くと、気分的にも落ち込んでしまいそうです。
そして、報道によると、九州北部では記録的な大雨で、大規模な冠水が発生したそうです。
被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
さて、今日の日経新聞「Deep Insight」は、
『「勝利の文化」が変える経営』というタイトルの記事で、次のようなことが書かれていました。
『‥‥例えば、米スタンフォード大にこんな研究がある。
シリコンバレー企業をコミットメント型、スター型、独裁型、官僚型、エンジニアリング型の
5つに類型化し、20年間追ったところ、長く存続した企業が最も多く分布したのは
「文化を重んじる傾向が強い」とされるコミットメント型だった。
代表例がグーグルとフェイスブックだという。
両社には「ウイニング・カルチャー」という言葉が日々の組織運営にはっきりと存在し、
グーグルには文化の醸成を担う最高文化責任者(チーフ・カルチャー・オフィサー=CCO)
のポストも常設されている。
伝統的産業にも固有文化で知られる企業が少なくない。
例えば奇想天外な機内サービスで知られる米格安航空会社(LCC)のサウスウエスト航空は
「定時発着率で常にトップを」という経営目標を持つ。
だが、同時に「乗客をわくわくさせる」という創業以来の文化も利用者から支持され、
LCCというより、大手航空会社より高い運賃でも選ばれる
「プレミアム航空会社」に今や進化している。価値を押し上げたのは文化を共有する従業員だ。
~ (中略) ~
文化が脚光を浴び始めたのは変動性、不確実性、複雑性、曖昧性を指す
「VUCA」の時代だからだろうか。恐らくそれだけではない。
文化にはチームの勝ち負けや企業の永続性を左右する普遍的な価値や理由がひそむ。
いくつかの組織が改めて、そこに気がつきつつあるということではないか。』
う~む、なるほど、文化ですか‥‥。なんとなく分かるような気がします。
「万年Bクラス」だったプロ野球・セリーグの横浜DeNAベイスターズにここ数年、勢いがあるのは、
「組織に一体感」「新しい文化」ができつつあるからだと、記事の冒頭には書かれていました。
「文化の共有」は、イコール「普遍的な価値観の共有」と理解してもいいのでしょうか‥‥?