今はラグビーワールドカップの開催中‥‥、しかも日本代表が大活躍していることもあって、
ラグビーが大好きな私のこの日記は、どうしてもラグビーの話題が多くなってしまいます。
今日のメルマガ「週刊正論」では、神戸製鋼の黄金期を築き、日本代表主将、監督を務めた
「変化する時代に求められるリーダーとは?~人を育て、組織を動かす」
という講演の詳報が紹介されていました。
それによると、日本代表が準々決勝で南アフリカと対戦する10月20日という日は、
その平尾誠二さん(享年53)の命日にあたるそうです。
そして、先ほどの講演で平尾さんは、次のようなことを話されたそうです。
『僕の持論ですが、親子関係が友達化しているように感じます。
僕の友人も大学生の息子がいて「俺の親子関係は友達みたいによい」と言うんです。
果たしてそれでいいのでしょうか?僕はそうは思わない。友達は友達だけで十分なんです。
人間は成長する過程で多様な人間関係があって色々なことを感じて成長していく。
父親を「クソ親父」と思う時もあります。学校には怒ってばかりいる先生もいる。
理不尽な指導を受けても、その葛藤が心を鍛えるんです。
ですが、今は心を鍛える場面が非常に少ない。社会に出たら理不尽なことばかりですよ。
「こんなはずではなかった」とその度に心が折れていてはダメ。前に進むには心の強さが必要なんです。
色々な理不尽なことや、葛藤や苦悩があって、人間は鍛えられるのではないか。
僕の場合はそれを子供の頃に鍛えられた。最近はそのような機会があまりに少ないのではないでしょうか。
今の時代、学校が教育の主な場とされていますが、家庭でこそ人格は作られるのではないでしょうか。
家庭には憩いの場の機能もあるけど、試練もあってこそ人格は作れる。
家庭におけるリーダーである親は、その一役を担っているのではないか。
聞こえのよいことを言えば子供からの評判も良くなるけど、
彼自身が成長するきっかけを失うことになります。』
う~む、なるほど‥‥。「葛藤が心を鍛える」のですね‥‥。
ということで、10月20日は、「特別な思い」で、日本代表の試合をテレビ観戦したいと思います。