第一生命保険が恒例のサラリーマン川柳コンクールの優秀100句を発表したとのことで、
今日の日経新聞デジタル版には、次のような記事が掲載されていました。
『「我が家では 最強スクラム 妻・娘」「お小遣い 値上げトライも 逆ジャッカル」。
ラグビーの盛り上がりを反映し、家庭や職場での悲哀をラグビー用語で表現した句が数多く入選した。
「おじさんは スマホ使えず キャッシュです」「万一に キャッシュ握って 初ペイペイ」。
消費増税に伴いキャッシュレス決済によるポイント還元が始まったものの、
その波に乗りきれないサラリーマンも多かったもようだ。
「足りないの? そもそも無いよ 2000万」「還暦は ゴールじゃなくて 通過点」。
「老後2000万円問題」が話題になる中、老後や定年延長への不安、
高齢者の働き方に絡む作品もあった。』
う~む、なるほど‥‥。いずれもユーモアに満ちた、味わいのある作品だと思います。
この記事を読んで、私もさっそく第一生命保険のHPを覗いていました。
記事で紹介されていた作品以外で私が最も共感したのは、
「平成に ついていけずに 令和来る」でした。
うまく説明できないけれども、読む人それぞれに「平成」という時代の解釈を委ねるという、
ほかの川柳とは違った「奥深さ」を私は感じました。
バブル経済崩壊やその後に続く長い景気低迷、
日本型雇用制度の崩壊やデジタル革命の急速な進展、少子高齢化‥‥。
様々な困難な出来事が「平成」にはあったけれど、それでも作者は「令和」という新しい時代に、
「希望」を託されているのではないかと、私は勝手に解釈しています。
5月上旬に発表される上位10句が今から楽しみです‥‥。