今日はダウンジャケットの洗濯をしました。
ダウン専用の洗剤で自宅で洗濯した後、乾燥は近くのコインランドリーで行うことにしました。
乾燥には1時間程度要するので、近くの町立図書館で時間を有効活用することに‥‥。
町立図書館で雑誌「文藝春秋」の4月号に目を通していると、
「巻頭随筆」に、あの読書猿さんが、「独学という希望」というエッセイを寄稿されていました。
『‥‥私たちが暮らすのは、残念ながら、知識やそれに関わる知的??に敬意を払う社会ではない。
学びたいという人を邪魔立てし、知識を持つ人を嘲笑し、記録を蔑み、資料を捨て、書物を燃やし、
ただ知りたいと願った人たちから、学ぶための機会や資源を繰り返し奪ってきた。
こうして多くの人が学ぶことを諦め、多くの知識が永遠に失われた。
にもかかわらず、私達は今なお、いくらかの知識を、そして知りたいという気持ちを、確かに持っている。
人は自分の無知と無力に苦しんでもなお、だからこそ知ることを、学ぶことをやめられない。
これが、沢山の知識が失われてもなお、知識が受け継がれ我々のところまで届いている理由、
そして独学という周囲から祝福されることの少ない企てが、この世界から無くならない理由なのだろう。
どれだけ学ぶための機会や資源が限られていても、最後に独学という希望が残っている。
独学があるから、「あなたがあきらめないかぎり、知はあなたを見放さない」と言い切れる。』
この文章中「??」は、自分でメモ帳に走り書きした内容が、自分で判読できなかったものです‥‥。(苦笑)
そういえば、せっかく購入した読書猿さん執筆の「独学全書」(ダイアモンド社)は、
この数か月間、ほぼ積読状態になっていました。
「あなたがあきらめないかぎり、知はあなたを見放さない」‥‥。
「知」から見放されないためにも、これからも「知的探求心」を失わずに、
リタイア後の日々を過ごしていきたいと思っています。なにせ、真理の世界は無尽蔵ですから‥‥。