しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

人生・思想・哲学

身も心も気軽に‥

今日から二十四節気の「寒露」、七十二候では「鴻雁来る(こうがんきたる)」です。「こよみのページ」には、寒露は、『冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番。菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入る。稲刈りもそろそろ終わる時期である。』との解…

結婚という荒海

今日の日経新聞電子版に掲載された『AIが探し出す運命の人~恋愛のパターン化なるか~未来の読み方(4)』は、驚きの連続の記事でした。そこには、次のようなことが書かれていました。 『「あらゆる人智の中で結婚に関する知識が一番遅れている」‥‥。 奔放…

2度目はない

日経新聞電子版「出世ナビ」の7回連載企画、『田中角栄に学ぶリーダーの条件』の第5回目は、「葬儀に2度目はない~秘書官を叱責した田中角栄の礼節」というタイトルの記事でした。 記事の冒頭は、「親を大切にできない人間が出世したためしはない。後世に…

「持ち家」を考える

昨日24日の日経新聞「Pickデータ」に掲載された『「賃貸でいい」18%、10年で倍に』というタイトルの、次のような内容の記事を読んで、少し考えるところがありました。 『持ち家に関する考え方が変化している。 国土交通省が全国の20歳以上の30…

努力に裏打ちされたもの

日経新聞電子版をなにげなく眺めていると、「出世ナビ」のコーナーで『田中角栄に学ぶリーダーの条件』という連載が続いていることに気が付きました。7回連載の4回目に当たる今日は、「大臣は午前2時から猛勉強~「努力の天才」田中角栄」というタイトル…

「後の祭り」かも‥‥?

今日の朝日新聞デジタル「耕論」は、『「2000万円不足」の衝撃』というタイトルの記事で、「年金と老後のおカネをどう考えればいいのか」について、3人の有識者の方にインタビューしていました。そのなかで、特に印象に残ったお二人の発言を、次のとお…

君がいるだけで‥‥。

昨日の日経新聞電子版「ヒットのクスリ」の『レンタルなんもしない人~悩み、承認欲求は無限』というタイトルの記事を読んで、いろいろと考えるところがありました。 記事で紹介されていたのは、一人分の「存在」を提供するというサービス。「人はいるだけで…

哲学の大切さを学ぶ

日経新聞紙面とその電子版で、「キセキの高校」という連載が続いています。これが実に面白いだけでなく、「哲学」が生きていくうえでいかに大切か、考えさせられる内容となっています。連載第三回目の今日の紙面は、冒頭、次のような文章で始まります。 『「…

ある「覚悟」とは?

昼過ぎから雨が降り続いている今日、特に目的もなく愛媛新聞に目を通していると、『老後夫婦「覚悟」を~男女の違い理解し平穏に』というタイトルの記事に目が留まりました。その記事の冒頭には、次のようなことが書かれていました。 『仕事、家庭、子育て、…

「重し」のある人

今日は金曜日、仕事はお休みです。出勤する奥様を見送った後は、洗濯物を干したり、買い物に行ったり、父の昼食を準備したりと、諸々の家事はあるものの、録画していたテレビを観たり、加山雄三さんの曲をボリュームを上げて聴いたり、短い昼寝をしたりと、…

大学で学ぶ価値

社会学者の上野千鶴子さんが、今年の東京大学入学式で読まれた祝辞がネット上で話題になっていたので、私も東京大学の公式HPでその祝辞の全文を読んでみることにしました。読んでみると、とても立派なことを述べられていたので、祝辞の最後の箇所を、次の…

思想というものの本髄

『保守の遺言~JAP.COM衰退の状況』(西部邁著:平凡社新書)を読了しました。書いてあることが難しく、しかもカタカナ英語が多くて、私には読みづらい本でしたが、それでも読み終えた後は、本は付箋だらけになっていました。以下、印象に残った箇所のいくつか…

学び続けることの大切さ

今日は金曜日で仕事はお休みです。普段より2時間遅い午前7時に起床し、出勤する妻を見送った後は、シーツの洗濯、布団の天日干し、部屋の掃除、買い物、昼食の準備、散髪、洗濯物の整理、夕食の準備‥‥。ふぅ~‥‥。(溜息) 「フルタイム勤務」から「週4日勤…

未来のために必要な過去

深夜から未明にかけて大荒れの天気となりました。窓を打つ強い風と不気味な雷の音で何度も目が覚めました。春の嵐です‥‥。 さて、日経新聞の連載特集「平成の30年 陶酔のさきに」は、今日16日が最終回でした。「日本人はどこへ行く」というテーマで、ノ…

自分の中の「複数の私」

今日6日の日経新聞「Deep Insight」に掲載された、『「私」の力 アバターが覚醒』という記事を興味深く読みました。そこでは、次のようなことが書かれていました。 『アバターと生きる? 自分とは縁遠い話と感じる人がいるかもしれないが、 「複数の私」の…

理想とする生き様

この一か月、日経新聞文化欄で連載が続いていた石原邦夫・東京海上日動火災保険相談役の「私の履歴書」は、今日31日が最終回でした。そこでは、次のような、心打たれる記述がありました。 『今日の自分があるのは誰のおかげか。 2018年春の叙勲で、旭…

世界共通の不文律

今日10日の日経新聞「大機小機」に、よく耳にする「ノブレス・オブリージュ」という言葉について、次のようなことが書かれていました。 『高い地位には世界共通に無私の行動を促す不文律が伴う。 西欧では「奉仕と犠牲」や「ノブレス・オブリージュ(高貴…

下山に楽しみを見つける

全国高校ラグビー大会の準決勝、「東福岡」対「桐蔭学園」の試合をテレビで観戦しました。試合は48対36で桐蔭学園が勝利。でも、その内容は、どちらが勝ってもおかしくない、ハイレベルの試合でした。プレーでは、東福岡の強力なドライビングモールが、…

「ことば」を探す旅

寒波が和らぎ、晴れ間も覗いた穏やかな大晦日となりました。 さて、大晦日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、詩人・長田弘さんの『けっしてことばにできない思いが、ここにあると指さすのが、ことばだ。』という言葉で、いつものように、鷲田清一さん…

「自己責任」と「通俗道徳」

今日27日の朝日新聞デジタル版に掲載された『「自己責任」、明治近代化に源流 権力者に矛先向かない「通俗道徳」』という記事が勉強になりました。平成の世相を映し出すキーワードの一つとも言える「自己責任論」が、「どのように定着し、源流はどこにある…

希望の匂い

昨日に続いて、今日も県内の南予方面に出張でした。車に同乗させてもらっているとはいえ、出張が続くと、デジタル版を含め、落ち着いて新聞を読む時間を確保するのが難しくなります。 そんな状況下で目に留まったのが、今日の日経新聞文化欄「交遊抄」でした…

何かを期待される者

一昨日11日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、フランクルの『人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。』という言葉で、いつものように、鷲田清一さんの次のよ…

「切実な問題」を考える

株式会社明治安田生活福祉研究所が、2018年6月に全国の40~64歳の男女12,000 人を対象に実施した「人生100年時代に向けた意識調査」の結果レポートを公表しています。その結果レポートが簡潔に要約していたポイントは、次のような内容でし…

心がけを貫く

今日6日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、哲学者・デカルトの『ゆっくりと歩む人でも、つねにまっすぐな道をたどるなら、 走りながらも道をそれてしまう人よりも、はるかに前進することができる』という言葉で、いつものように、鷲田清一さんの次の…

言い訳と先延ばし

今朝、雨上がりの西の空に、きれいな虹を見ることができました。集団登校中の松前小学校女子児童が発した「あっ、見て!虹が出てる!!」という言葉を聞いて、思わずその方角を見上げた通勤途上の私‥‥。その言葉を聞かなければ、虹に気がつくことはありませ…

「自然体」は難しい

久しぶりに、経済コラムニスト・大江英樹さんの「定年楽園への扉」を、今日の日経新聞デジタル版で読みました。今回のタイトルは『自由楽しんでこそ定年生活~「べき論」には縛られない』というタイトルで、次のようなことが書かれていました。 ・最近、世の…

「お言葉」から学んだこと

84歳の誕生日にあたり、皇后さまが宮内記者会の質問に文書で回答された「お言葉」の全文を、今月20日付けの日経新聞で読みました。強く印象に残り、かつ、考えさせられたのは、次のような記述でした。 『 ~(略)~ そして振り返りますとあの御成婚の日以…

得るは難く、失うは易し

この時間、東の夜空に、まんまるいお月様がくっきりと見えます。 さて、今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、故・宮沢喜一さんの『自由はある日突然なくなるものではない。それは目立たない形で徐々に蝕(むしば)まれ、 気がついたときにはすべて…

人が老いるということ

今日の朝日新聞デジタル版「耕論」は、『最期は好きにさせてよ』というタイトルでした。「認知症になる人やひとり暮らしが増える時代に、 国は医療費を抑えようと「在宅」での医療や介護を推進する。 望んだ最期、幸せな看取(みと)り。実現できるのか。」…

あの日にかえりたい

今日16日の朝日新聞一面コラム「天声人語」に、ユーミンこと、松任谷由実さんのことが、次のように書かれていました。 『ユーミンの名で愛される松任谷さんが今年の菊池寛賞に選ばれた。広く文化活動をたたえる賞である。 「日本人の新たな心象風景を作り…