しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

教養・趣味

空白の5年間

昨日5日は「こどもの日」で、二十四節気の「立夏」でもありました。 暦の上だけでなく、実際に汗ばむような陽気となりました。 つい先日芽吹いたような気がした木々の若葉も、 今ではしっかりとその緑色が濃くなっています。 さて、この三連休、私はお休み…

社会人失格の人生

今日は昨日に引き続き、 透き通った青空が気持ちよく広がった日でした。 私といえば、家に引き籠って、 ようやく定年退職の挨拶状の作成に着手することにしました。 お手元に届くまで、今しばらくお待ちくださいませ…。 さて、日経新聞に連載されていた福澤…

過去は変わらない

今日28日の日経新聞「くらし」欄では、 「アドラー心理学」が分かりやすく解説されていました。 とても参考になったので、 いつものように、この日記をメモ代わりにして、要点を整理しておきます。 まずは、「アドラー心理学」と「他の心理学」との違いで…

人物眼と先見性

日経新聞に連載中の福澤武・三菱地所名誉顧問の「私の履歴書」を 毎日楽しみに読んでいます。 昨日18日、第17回目のタイトルは「就職の壁」でした。 ほとんどの企業が、 「結核既往症がある者は不可」、「試験を受けられるのは3浪まで」を 新卒募集の条…

こころを支える居場所

毎週日曜日、日経新聞の「こころの健康学」を楽しみに読んでいますが、 そのコラムの執筆者である認知行動療法研修開発センターの大野裕さんが、 愛媛県大洲市の出身であることを知って、にわかに親しみを覚えた次第です。 大野さんは、中学に進学するときに…

60歳は若輩者

第一生命経済研究所の『高齢者になっても勉強したい!』 というタイトルのレポートに、面白い記述を見つけました。 レポートによると、 『2014年に内閣府が実施した「高齢者の日常生活における意識調査」では、 65歳から69歳の71.8%は、自分を高…

大学トップの言葉

今日13日の日経新聞「大学」欄には、 主な大学の入学式におけるトップの言葉が紹介されていました。 このうち、有力大学共通の課題とされるグローバル化対応については、 山極寿一・京都大学学長の発言が次のように紹介されていて、 その内容が特に印象に…

還暦の「新しい人」

今日は、平成28年度のスタートの日です。 私は、極度の緊張感の中で、慌ただしく一日を過ごしました。 公務員から民間企業(第三セクター)の職員になったことに伴い、 年金や健康保険、その他諸々の届け出など、 提出する書類の多さに頭が混乱しそうになる…

肩の力を抜いて

今日29日の日経新聞「キャリアアップ」欄に、 『変わる組織貢献「個性殺さずに」』というタイトルの記事が掲載されていました。 組織行動論などが専門の守島基博・一橋大学大学院教授によると、 『かつては「個性を殺して組織に慣れろ」というやり方が多か…

理想と現実のギャップ

昨日は、人事異動に伴う送別会でした。 この飲み会が「今年度最後」で、 しかも私にとっては、「公務員生活最後」の飲み会となりました。 さて、今月22日の日経新聞「経営者ブログ」で 鈴木幸一・IIJ会長が次のように述べられていて、 改めて高齢化社会…

本物を見極める目

振替休日の今日も、昨日と同じような晴れの日となりました。 今日は、一周忌を先日迎えた叔父のお墓参りに行ってきました。 さて、今月19日の日経新聞「こころ」欄に掲載された 古美術鑑定家・中島誠之助さんへのインタビュー記事に、 とても含蓄に富んだ…

積み重ねて1500日

平成23年(2011年)10月7日からこの日記を書き始めて、 今日で1500日となりました。 飲み会の日を除いて、ほぼ毎日書き続けてきました。 子どもの頃から日記に挑戦しても三日坊主で終わっていた私が、 よくぞここまで続けられたものだと、自分自…

幽霊が見える心理

今月27日の日経新聞「春秋」は、「幽霊」に関するコラムでした。 コラムは次のような文章で始まります。 『「夏なのにコートを着た女性を乗せ目的地に着いたが、 後ろの座席には誰もいなかった」。 東北学院大学の学生が、震災後に約1年かけ 宮城県石巻市…

言葉を友人に持つ

『クラスメートやメル友だけが友達ではない。 「言葉を友人に持とう」と言ったのは寺山修司だった。』 この文章で始まる今日27日の朝日新聞「天声人語」は、 「私の折々のことばコンテスト」の優秀作品を紹介していました。 朝日新聞が中学・高校生に、大…

大切な心構え

孫娘は、昨日25日で4歳と8か月になりました。 これまで元気で育ってくれたことに感謝したいと思います。 最近は、顔つきもすっかり大人びてきました。 ふとした仕草が、娘とそっくりな時があって、びっくりすることがあります。 さて、今月21日の日経…

永遠に生きるために

私の職場では、職員の親族の通夜や告別式をお知らせする 「回章」というものが庁内LANで回覧されます。 最近、その回章を読んで気づくのは、 「家族葬を執り行うので会葬や香典を辞退します」 という事例が多くなったということです。 ところが、日経新聞…

一人で歩くということ

今日は成人の日です。毎年、この日の朝刊を開けるのを楽しみにしています。 どうしてかというと、サントリーウイスキーの広告に、 伊集院静さんの、味わい深いエッセイが掲載されているからです。 今年のタイトルは「一人で歩きなさい」。 このエッセイで「…

さらに精進を

正月2日は「うす曇り」だったけれど、気温は暖かく穏やかな一日となりました。 9連休という長いお休みも、あと一日となりました。 そろそろ気持ちを仕事モードに切り替えなければなりません…。 さて、昨日元旦から、日経新聞では、 作詞・作曲家である小椋…

つかの間の幻影

平成27年の大晦日は、天気予報のとおり、昼前から冷たい雨となりました。 今日は、午前中から地元FM局のラジオ放送を聴きながら、 「カズノコ」の薄皮や「くわい」の皮をむくといった単純作業に没頭しました。 いずれもお正月の料理の下ごしらえです。 …

含蓄に富んだフレーズ

今月19日の日経新聞「春秋」で、 心理学者で文化庁長官も務め、8年前に物故した河合隼雄さんの 『こころの処方箋』(新潮社)という本が、次のように紹介されていました。 『わかりやすい言葉で、人の心のあやを説き明かした。 著書に触れると、ぽんと膝を…

学問は荷物にならない

日経新聞では、 奥田務・J・フロントリテイリング相談役の「私の履歴書」が連載中です。 第5回目のタイトルは、 『読書好き 広い世界知る~自主重視の教育、仕事観の礎 』でした。 奥田さんが読書を好きになったのは小学生の頃とのことで、 記事には次のよ…

苦難というバックボーン

先日の原節子さんに続き、今日1日の全国新聞の一面コラムはすべて、 93歳でお亡くなりになった、漫画家・水木しげるさんを悼む記事でした。 子どもの頃、「ゲゲゲの鬼太郎」を漫画やテレビで楽しみました。 鬼太郎、ねずみ男、目玉おやじ、そして♪ゲ、ゲ…

最後のリスク・マネジメント

日経新聞に連載中だった 洋画家・絹谷幸二さんの「私の履歴書」は、今日30日が最終回でした。 その最終回のタイトルは、 『芸術と人生~美しいものは命を守る 絵空事の力信じ、これからも』。 タイトルにふさわしく、洋画家としての人生訓にあふれた内容で…

遠景となる昭和

こんなことは珍しいのではないでしょうか? 今日27日の全国新聞の一面コラムは、 すべて女優・原節子さんのご逝去を悼むものでした。 42歳で映画界から身を引き、95歳でお亡くなりになったとのことですから、 原さんが出演された映画を一度も観たこと…

「絵」に関する思い出

日経新聞に連載中の洋画家・絹谷幸二さんの「私の履歴書」、 今日24日のタイトルは、 『子供への授業 反対の色をほんの少し~個性を育み調和する知恵』でした。 次のような、とても示唆に富むお話しが書かれていました。 ・絵画は人間の根源的な表現だと思…

死中に活有り

一般的に「バブル経済」や「デフレ・ゼロ金利」には、 「ネガティブ」なイメージがあり、私もそのように理解していましたが、 日経新聞に連載中の 葛西敬之・JR東海名誉会長「私の履歴書」を読んでいると、 どうやらそうでもない事実が、世の中にはあるこ…

「男らしい」生きざま

日経新聞に連載中の 葛西敬之・JR東海名誉会長「私の履歴書」を 毎日、背筋をピンと伸ばしながら読んでいます。 今日は、山崎豊子さんの小説「不毛地帯」のモデルともいわれた 瀬島龍三・伊藤忠商事元会長との次のような会話が紹介されていました。 『瀬島…

徳は孤ならず

今日は、私の属する組織にとって、そして私自身にとって、 大きな大きな仕事の一区切りがついた日となりました。 これもひとえに、優秀な部下職員のお蔭だと感謝しています。 そしてなによりも、私にとって有難かったのは、 今年度の組織のトップが、 部下を…

8つの生きる力

今日は、穏やかな秋晴れとなりました。 日が暮れるのが、日に日に早くなっていくようです。 昔の人が「日暮れて道遠し」と言ったのは、 こんな秋の夕暮れ時だったのではないかと想像しています。 さて、今月1日付けの日経新聞を読んでいると、 「発生から避…

困ったものです

毎日、行き帰りの電車のなかで本を読んだり、 帰宅後に、インターネットでその日の配信記事などを眺めていると、 必ずと言っていいほど、心に残る文章や言葉に出合うことができます。 昨日も、日経新聞電子版「定年楽園への扉」に掲載された 大江英樹・経済…