しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「パレスチナとイスラエル」を学ぶ

『なるほどそうだったのか!!パレスチナとイスラエル』(高橋和夫著:幻冬舎)を読了しました。初版が2010年10月の本書は、内容的には少し古めかしいののですが、それでもパレスチナとイスラエルの関係に係る、基礎的な知識を習得するのには十分役に…

「日常」を豊かに

昨日の続きです‥。 2月6日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、高橋源一郎さんの「抵抗できたのは、みんな、それぞれの「平時」を、それぞれの「日常」を、大切に思える人だけだった。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次…

ものの見方に歪みがないか?

気温が上昇して、2月とは思えない陽気となりました‥。 さて、昨日の続きです‥。2月5日(月)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、松井彰彦さんの「状況を説明するために作り出された話がいつの間にか「本当の話」になる。」という「ことば」で、いつ…

人生はつねに詩の一篇

今朝、氏神神社を清掃していると、参拝する年配の女性をお見掛けしました。その方は拝殿に向かい、かれこれ長い時間、真剣な顔をして手を合わされていました。お孫さんの合格祈願でしょうか、それともご家族に病気の方がいらっしゃるのでしょうか‥。いずれに…

郷土にゆかりの戦国武将

昨日、松前総合文化センターで開催された文化講演会に参加しました。 講演のテーマは「近世伊予のはじまりと加藤嘉明~太平の礎を築いた戦国武将」でした。加藤嘉明は、「関ヶ原の戦い」が終わった1602年から「松山城」の築城に着手していますが、実はそ…

米国経済の強さと政治の混迷

今月9日(金)に放映された「ドキュメント72時間」を、NHKプラスで視聴しました。 今回は「愛媛・今治 昭和から続くサウナにて」というタイトルでしたが、その舞台となった今治市は、私が社会人となって初めての赴任先でした。自動車税など県税を徴収…

自分の土台を創ってくれた時代

昨日、NHk BSで放映された「歌える!青春のベストヒット! 〜昭和が僕らの青春だった〜」を視聴しました。年に数回の歌番組ですが、毎回、その放送を楽しみにしています。 今回は、 山崎ハコさんの「織江の唄」、長渕剛さんの「西新宿の親父の唄」、そ…

粛然とした自己意識

陽射しは届いたものの、吹く風が冷たい一日でした‥。 さて、古本店で安く手に入れた『昭和という国家』(司馬遼太郎著:NHK出版)を読了しました。本書には随所に、次のような「司馬史観」「司馬語録」がありました。 ・どうも日本は非常に秘密主義の国で…

定年後は意外と楽しい?

一昨日と昨日、NHK BSシネマで、「ウィンストン・チャーチル~ヒトラーから世界を救った男」と「アラバマ物語」を視聴しました。どちらも見応えのある映画でした。 前者は、第二次大戦中に英国首相となったチャーチルの就任からダンケルクの戦いまでの…

私の愛蔵書

定期購読している岩波書店の雑誌「図書」2月号の「二月の新刊案内」に、「新入生・新社会人のための岩波文庫」として、次の5冊が紹介されていました。 ①「ラ・ロシュフコー箴言集」(二宮フサ訳)、「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎)、③「新訂 孫子…

声は肌から心に滲み込む

今日は町立図書館に行って、1月28日(日)から2月3日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは1月31日(水)、山根基世さんの「声っていうのはね、耳に届くんじゃないんですよ。肌…

今日も図書館、明日も図書館

風は冷たかったものの、久しぶりに陽射しが届いて、気持ちの良い一日となりました。 ただやはり、家に閉じこもっていては寒いだけなので、書店で買った放送大学の「現代の国際政治」のテキストを持参して、町立図書館で午前中だけ勉強してきました。分からな…

私にとっての「究極のPEP TALK!」

終日、冷たい雨が降り続いた一日となりました‥。 さて、昨日の矢崎由純さんの貴重な講演を聴いて、「一枚の絵はがき」のことを思い出しました‥。京都での大学浪人生活も終盤を迎え、志望校の受験の日が目前に迫っていた頃、奈良の女子大に通っていた高校の同…

立春の日の「有意義なお話し」

今日は二十四節気の「立春」です‥。「冬の陰気に閉ざされた万物に、春の陽気が立ち初めるという意味で立春と言う」そうで、この言葉を耳にするだけで気持ちが前向きになれそうです。 その立春の日の今日、午後から松前総合文化センターで開催された「第45…

高坂正堯と三島由紀夫

『高坂正堯と戦後日本』(五百旗頭真/中西寛 編)を読了しました。こちらも長く書棚に眠っていました‥。 本書の中では特に、中西寛先生の「権力政治のアンチノミー~高坂正堯の日本外交論」という論評が、さらにその中でも、高坂正堯と三島由紀夫との関連性…

寂しい時は鏡を見て笑う

昨日の続きです‥。1月24日(水)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、母子寮の元職員の「寂しい時は鏡を見て笑ってごらん。ゆうちゃんの顔はお母さんそっくりだよ」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。…

言葉という「シェルター」

月末の昨日は休館だったので、今日、町立図書館に行って、1月21日(日)から27日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。まず、1月23日(火)は、ロバ…

世界は変えられる

今日で2024年の1月も終わりです‥。 月末の恒例行事として、午前7時30分から氏神神社の清掃活動に参加してきました。そして今日は、組長の仕事として、松前町の広報誌を組内(19戸)に配布しました。松前町には19の大字があり、私が住んでいる北…

「大国における富と力の相関」を学ぶ

「生活習慣病予防健診」の結果通知が手元に届くまでの約2週間、悶々とした日々を過ごしました。身近な人が、がんに罹患したりした深刻な話を聞くと、健康に自信のない私は、どんな内容の検査結果が届くのか、あれこれと心配してしまうのです。悩んでも自分…

「私という弱い人間」

今月12日に受診した「生活習慣病予防健診」の結果通知が、今日届きました‥。 γ-GTPなど肝機能の数値は改善されたものの、今回、高LDLコレストロール血症の判定を受け、コレストロールを多く含む食品の摂取を控えるよう、コメントがありました。そのほか、…

自民党は「総合商社」?

今月25日の愛媛新聞に、佐伯啓思・京大名誉教授が、「自民党が国民政党なら日本の針路提示必要」という論評を寄稿されていて、そこには次のようなことが書かれていました。少々長くなりますが引用させていただきます。 『‥‥いま述べたように、自民党には二…

ラグビーの怖さを思い知る

ラグビーというスポーツの怖さというか、奥深さを思い知らされた試合でした。 今日実施された「リコーブラックラムズ東京」対「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」の試合で、試合終了1秒前の「BR東京」の反則から、「S東京ベイ」のファンデンヒーファー選…

世に隠れることの難しさ

アレルギー性鼻炎の薬が切れたので、今日は松山市内の病院に行ってきました。そろそろスギ花粉が飛散する季節となります。そして、今日は寒さも和いで、陽だまりにホッと一息つく、そんな穏やかな一日となりました。南西に窓がある部屋の室温は、24℃を超え…

己の弱さを自覚する

昨日の続きです‥。1月16日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、岡崎武志さんの「何事も、苦難の解決法は自分の中に潜んでいる。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『これは苦難の渦中にある…

行動しつつ修正してゆく態度

メダカを飼っている鉢に、この冬初めて氷が張りました。今日は昨日よりも一段と寒さが厳しくなりました‥。 この寒さの中、町立図書館に行って、1月14日(日)から20日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。習慣…

内面の生活が豊かな人

暖房を入れていない部屋は、まるで冷蔵庫の中のようでした。明日はさらに寒くなるようです‥。報道によるとANAは今日、羽田空港~能登空港(石川県輪島市)線を今月27日から再開すると発表したそうです。被災地の支援や復旧が、一歩でも着実に前に進むこ…

寒波に身構える

澄み切った青空の美しさに誘われて、今日は「西の浜」に散歩に行ってきました。波は穏やかで、引き潮の砂浜にはゴミ一つなく、伊予灘に浮かび島々もくっきりと見渡せました。砂浜にはレジ袋を持って、漂着ゴミを拾う人を見かけました。いつも砂浜を奇麗にし…

「名歌」と「絶歌」

昨日の続きです‥。『私の「私の昭和歌謡ベスト3」は、美空ひばりさんの「川の流れのように」、坂本九さんの「上を向いて歩こう」、そして3曲目は悩んだ挙句、佐良直美さんの「世界は二人のために」を選びました。』と書きました。 3曲目を選ぶに際して悩…

「昭和」は、まだまだ「近い過去」

今日は、二十四節気の「大寒」です。一年で一番寒さの厳しい頃 とされていますが、次の二十四節気は「立春」。「冬来たりならば春遠からじ」‥。春の訪れを、辛抱強く待つことにします。人生と同じように‥‥。 さて先日、町立図書館に行った際には、「文藝春秋…

行為と感情

昨日の続きです‥。1月11日(木)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、菅原和孝さんの「わたしが行為してしまったことが、そのままわたしの感情なのである。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『感…