今話題の
「アメリカは日本経済の復活を知っている」(浜田宏一著:講談社)を読了しました。
正直言って、「後味の悪い」本でした。
う〜ん、何というか、
「ノーベル経済学賞に最も近いといわれる巨人」が書かれた本にしては、
ほとんど「品格」というものが感じられませんでした。
本の大半は、日銀と白川日銀総裁のへの批判と、
著者の自慢話ばかりだったように思います。
本の「あとがき」で、御本人が書かれているように、
どうやらこの本は、専門家への「経済学」ではなく、
広い読者向けの「社会学」、
経済政策決定過程の「人間学」を描く意図だったみたいです。
でも、どう読んでも「人間学」には程遠い内容でした。
(私の理解不足だと思いますが……。)
次回は、円高やデフレといった「経済学」を世に問われるとか…。
次回こそ、
経済学200年の歩みの中で生み出された「普遍の法則」を、
読者に分かりやすく解説していただきたいと思います。
そして、その頃には、
日本経済が復活し、再び輝きを放っていることを期待しています。

- 作者: 浜田宏一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: 単行本
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