今日、4月1日は、いつもと違う雰囲気が漂っています。
朝の通勤途上では、真新しいスーツに身を包んだフレッシュマンが、
誇らしげに、そして、やや緊張した面持ちで街を闊歩していました。
晴れて新社会人になられた皆さんの、新しい人生の門出を、心からお慶び申し上げます。
さて、毎年この日には、
サントリーの新聞広告に、伊集院静さんのメッセージが掲載されます。
今年の題名は、「可能性にむかって、汗をかけ。」でした。
今日の伊集院さんの力強いメッセージの中で、
私の「お気に入り」のセンテンスを選ぶとしたら、次の二箇所になります
『今の君には見えないかもしれないが、
仕事とは何かをかなえるためにあるんだ。
何かとは、まぶしい明日だ。未来だ。
信じて欲しい。仕事とは素晴らしい可能性を持つものなのだ。
そのためにはベストをつくせ。可能性にむかって、汗をかけ。』
『フレッシュマンよ、今日からは自分だけのために生きてはいけない。
仕事とは誰かを、社会をゆたかにするものだ。
その汗は、苦しい、辛いことをともなうぞ。』
新社会人の方は、伊集院さんのメッセージを読んで、
どのような感想を持たれたのでしょう?
定年退職まであと3年となった私は、
伊集院さんのメッセージを、ようやく理解できるようになった気がします。
「汗をかく」のは、確かに、苦しい、辛いことを伴いますが、
昔から、「徳は弧ならず、必ず隣あり」と言われているように、
誰かのために、社会のためにひたむきに努力する姿は、
必ず誰かの目に触れて、いつか周りの協力を得られるときがきます。
これは真理だと思います。
あと、この歳になって私が切実に思うのは、挨拶の大切さです。
明るくさわやかな挨拶は、笑顔と同様、職場の雰囲気を一瞬に変える力があります。
挨拶ができる人とできない人では、その後の人生に大きな差がつくと思います。
今日は、街を歩くフレッシュマンに「希望」をいただきました。
私も初心を忘れず、前向きに仕事に取り組んでいきたいと思います。
ところで、
伊集院さんの「贈る言葉」という本が出版されていることを、今日、初めて知りました。
是非購入して読んでみたいと思っています。
- 作者: 伊集院静
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: 単行本
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