今日(30日)の日経新聞「春秋」を興味深く読みました。
記事には、次のようなことが書かれていました。
『インドは日本の9倍近い土地に多様な13億人が住む国だ。
どこでもみられる風習ではなかろうが、
コルカタ(カルカッタ)がある東部のベンガル地方では、
生後6カ月の赤ちゃんに土くれとペン、紙幣をのせたお皿を見せ、
一つをつかませようという儀式をするそうだ。
地主か学者か実業家か。子どもの将来を占うのである。』
へぇー、そうなんだ。世界には同じような風習があるんだ。
実は我が家でも、これと同じような「儀式」を執り行いました。
娘が1歳の誕生日を迎えたとき、
私の母は、紅白のお餅を、娘のちっちゃな背中に背負わせたほか、
「一万円札」、「鉛筆」、「ハサミ」、「そろばん」をテーブルに置き、
娘に自由に選ばせました。(もっと品目があったのかもしれませんが覚えていません。)
そうすると娘は、ほかの物には目もくれずに「一万円札」を選びました。
皆で、「この子は将来何になるのだろう?」
「ひょっとしたら、大金持ちになるかもしれない。」などと言って、
会話が大いに盛り上がったことを覚えています。
その娘も今は、地元の金融機関で働いています。
娘の就職が決まった時には、「占い」が的中したようで、正直びっくりしました。
そして、孫娘です。
私の妻が、母がしたのと同じように、
孫娘が1歳の誕生日を迎えたころ、「儀式」を行いました。
結果はどうかというと、悩んだ様子もなく孫娘が選んだのは、「ハサミ」でした。
さて、孫娘は将来何になるのでしょう?
美容師さん?それとも手に職をつけるという意味では、シェフとかエンジニア…?
おそらく孫娘が就職をするころには、
女性と高齢者が、この国の労働力を支える時代になっていると思います。
祖父の私としては、孫娘がどんな職業を選択するにしても、
できれば、社会のために、人のために役に立つ人材になってほしいと願っています。
そのためには、健康であることが第一です。