今月11日(火)に放映されたNHK「クローズアップ現代」を観て、
「オノマトペ」という言葉を初めて知りました。
番組終了後、早速、ネットで調べてみると、
オノマトペとは、擬声語・擬態語を意味するフランス語で、
オノマトペ辞典まで発行されているのには、ビックリしました。
この歳になるまで知らなかったなんて、ちょっと恥ずかしいです。
私たちの周りに、
「じぇじぇじぇ」や「ばみゅばみゅ」、
「ぐにゃり」や「ほっこり」などのオノマトペが大増殖している背景が、
番組紹介では、次のように書かれていました。
『番組では、オノマトペが増殖しているコンビニから国会、
さらには医療現場からロボット研究の最先端まで訪ね、オノマトペ大増殖の謎を検証。
浮かび上がってきたのは、
<音の爆弾>とも称されるオノマトペが
わたしたちの脳に働きかける“ドキッ”とするような不思議な力。
そして、複雑化する社会のなかで、
自分が感じている思いを表現するコトバが
圧倒的に足りないと感じている人たちの姿だった。』
番組を観て分かったことは、
オノマトペには、
普通の言語では表現しきれないものが凝縮されて入っていること、
豊かな情報とイメージを喚起させるものがあること。
ということは、オノマトペは、
「小説の世界」で最も有効に使われるのかな……?
これまで、本を読むとき、
オノマトペのことを意識したことはありませんでしたが、
これからは注意して読んでいこうと思います。
興味があるのは、
どの作家が、オノマトペを頻繁に、しかも効果的に使用しているのかです。
川端康成?夏目漱石?それとも村上春樹?
いずれにしても、
オノマトペという日本語独特のミラクル・ワールドは、
日本の豊かな自然と変化に富む四季が生んだ、私たちの宝物かもしれません。
日本と日本人に生まれてきてよかった…。