今日(8日)の日経新聞「核心」は、
土谷英夫コラムニストの
「がけっ縁の参議院 候補者に聞きたい5問」でした。
土谷さんは、今回の参院選は、
アベノミクス、原発存続の可否、憲法改正などが争点になっているけれども、
忘れてならないのは、
「参議院のあり方」自体も問われている選挙であることだと指摘されています。
そして、候補者に次の5問の質問を投げ掛けています。
第1問 今のままの参院でよいと思いますか。
第2問 12年10月17日の最高裁大法廷の判決を読みましたか。
第3問 参院は強すぎると思いますか。
第4問 参院を弱くする改革でも賛成しますか。
第5問 シェイエスの指摘にどう反論しますか。
この質問の中で、第5問のところで目が留まりました。
シェイエスって誰? チャゲ&飛鳥のセイ・イエスなら知ってるけど…。
(つまらない冗談で、大変失礼しました。)
記事によると、
フランス革命の指導者の1人で聖職者出身のシェイエスは、
二院制の矛盾を突く、次の言葉をのこしたそうです。
「第二院は何の役に立つのか。第一院と一致するなら不要。異なれば有害」
そして、土谷さんは、
『一院制論者でなければ、シェイエスに「まいった」と言わせる反論を考えてほしい。』
と「難題」を提示したうえで、
『それを極めれば、望ましい参院の役割や選挙制度、改革の手順が、
おのずと浮かび上がろう。』と述べられています。
『候補者諸氏がネット上で、以上の問いに答えてくれれば有権者の参考になる。』
土谷さんのこの呼びかけに、果たして何人の候補者が答えてくれるのでしょう?
さて、私も一応、シェイエスへの反論を考えてみました。
「第一院と一致するなら不要」は、まさにそのとおりだと思うので、
次の「異なれば有害」のところを、
なんとか「異なれば有益」といいたいのですが、うまく説明できそうにありません。
う〜ん、参ったな…。これ以上考えるとノイローゼになりそうなので、
早々とあきらめることにします。シェイエスさん、恐れ入りました。