参議院選挙も、今月21日の投票日まで残すところ2日となりました。
私の住む松前町では、候補者の選挙運動自動車を見かけることがありません。
候補者の名前を連呼する声が聞こえないせいか、
街は静かで、聞こえてくるのは蝉の鳴き声だけです。
さて、今日(19日)の全国新聞の朝刊コラムは、
日経新聞と読売新聞が、残り2日となった参議院選挙のことを採りあげていました。
もちろん、コラムの「題材」は違っています。
まずは、日経新聞「春秋」から。
『猛暑の予兆だろうか。
気象庁によれば、
東京では平年より約2週間も早くアブラゼミの初鳴きが観測された。
選挙戦で走り回る拡声器の声が重なり、にぎやかな夏である。
ファーブルは一つユニークな実験をした。
セミが鳴く下で大砲を撃ち、反応を観察した。
少しも動じず、鳴きやまなかったため「セミが大声なのは耳が遠いから」と断じている。
でもそれは間違いではなかろうか。
雌がしっかりと聞き分けているからこそ雄は叫んでいるはずだ。
あと2日間、候補者の主張に耳を傾けたい。』
次に、読売新聞「編集手帳」から。
『有権者の審判がくだる参院選の投票日まで、
政権を訴える時間は残すところ2日になった。
終盤情勢を探った小紙の世論調査によれば選挙区選で3割、
比例選で約2割の人がまだ投票の態度を明らかにしていない。
どの候補者にとっても掘り起こしがいのある宝の山だろう。
おのが声をスコップに、最後の踏ん張りを期待している。』
日常生活に追われて、
政党や候補者の主張に耳を傾けることが少なかった今回の参議院選挙ですが、
よく考えて貴重な一票を行使したいと思います。
追記
訃報が入りました。
この日記も、数日お休みすることにします。