しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

夏にありがとう

日曜日の今日は、地元の氏神さんの「輪越し祭り」でした。
夕食前に、雨が降る中、私一人で参拝してきました。

例年は、父が我が家を代表してお参りしてくれるのですが、
今年は、あいにくの雨模様だったと、父の膝の調子が悪いのが重なって、
私が代表して参拝してきました。

神社の境内では、町内会とPTAの役員の皆さんが、
金魚すくいなどの露店を出店されていて、
雨にもかかわらず、大勢の子どもたちで賑わっていました。

そして、この日記を書いている、今この瞬間、
遠くから威勢のよい花火の音が聞こえて来ます。
輪越し祭りと同じ日、
お隣の伊予市は「住吉祭り」(「住吉さん」と呼ばれています。)で、
今日は午後8時から花火が打ち上げられています。
我が家の2階からは、お隣の屋根越しに、辛うじて花火の一部を観賞することができます。

その「住吉さん」には、想い出があります。
好きだった彼女の浴衣姿を見たい一心で、
電車で住吉さんに行ったことを覚えています。
人混みの中、彼女を見かけたのは間違いないのですが、
浴衣の色と模様は、残念ながら思い出すことはできません。
初デートで松山城に登った時の、彼女の洋服の模様は覚えているのに…。

因幡晃の歌に「夏にありがとう」という名曲があります。
『あの夏の想い出も
 海の夕日も 焼けた砂に書いたネームも
 遠くの船を見て泣いたことも
 今日からみんな忘れよう』

今も、花火の音が連続して聞こえて来ます…。
因幡晃の歌詞には「今日からみんな忘れよう」とありますが、
私の場合は、毎年「住吉さん」が訪れるたびに、
彼女のことを思い出すことができて、「夏にありがとう」と感謝しています。