しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

放たれた第4の矢

東京五輪が決定した翌日に限って朝刊が休みだなんて……。

朝起きて、新聞受けの朝刊を取りに行ったところ、中は空っぽ……。
今日が新聞休刊日であることを、その瞬間まで忘れていました。
アイ ワズ ショックド。
ネットでも様々な記事は読めますが、やはり新聞には新聞の良さがあります。

さて、東京五輪決定は、今後の社会経済にどのような影響を与えるのでしょう?
早速、今日の東京株式市場は、全面高の展開になったようです。(マーケットは正直です。)
そして、日経新聞Web刊には、次のような記事が掲載されていました。

甘利明経済財政・再生相は8日午後、
 2020年夏季五輪の東京開催決定が安倍晋三首相の消費増税判断に与える影響について
 「好材料の1つにはなるだろう」と述べた。
   〜(略)〜
 成田空港で記者団の質問に答えた。
 首相は10月初旬に来年4月に消費税率を8%に引き上げるかどうかを最終判断する。
 経財相は五輪の東京招致に関して「経済効果は当然大きい。
 20年はアベノミクスの到達点と重なる。
 アベノミクスの第4の矢になると期待している」と語った。』

ところで、「20年のアベノミクスの到達点」って、なんでしたっけ?
たぶん、今年6月4日に閣議決定した
「経済財政運営と改革の基本方針について」の中の、次のセンテンスではないかと思います。

『「三本の矢」により強い経済を実現し、経済再生が財政健全化を促し、
 財政健全化の進展が経済再生の一段の進展に寄与するという好循環を目指し、
 持続的成長と財政健全化の双方の実現に取り組む。
 そうした取組の下、国・地方のプライマリーバランスについて、
 2015年度までに2010年度に比べ赤字の対GDP比の半減、
 2020年度までに黒字化、その後の債務残高の対GDP比の安定的な引下げを目指す。』

そうなんです。
東京五輪開催の年までに、プライマリーバランスを黒字化する必要があるのです。
さらに、福島第1原発の汚染水漏れ問題の「状況の制御」は、
国際公約」として政府が責任をもって取り組まなければなりません。

喜びは喜びとして素直に喜び、一方で「気」を引き締める必要もありそうです。
それにしても、東京五輪アベノミクスの「第4の矢」だったとは…。
恐れ入りました。