しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

鎮座する石

今日はお休みをいただいて、人間ドックに行ってきました。

この歳になって、身体に全く異常がない状態を保つのは、
極めて困難なことと思われます。
私の場合も、御多分に洩れず、
「要経過観察」や「要医療」といった項目がいくつも発見されます。

なかでも胆石は、平成8年に初めてその存在が判明して以来、
17年という長い期間、私の胆のうの中に鎮座しています。
今日も、エコーの画像を先生に見せてもらいましたが、
肉眼でもはっきり分かるほどの胆石が、6〜7個、鎮座していました。

先生いわく、
「今のところ、胆石が「悪さ」をする気配はありませんが、
 いつ胆管に詰まってもおかしくない状態ですね。
 ただし、当院では、
 胆のう炎を発症するまでは、除去手術はお薦めしていません。」

う〜ん、弱ったな、参ったな…。
このように言われ続けてもう何年になることか……。
身体に「爆弾」を抱えたまま生きていくのも辛いものです。
できれば「無言の石」のまま一生を終わればよいのだけれど…。

ところで、私のように組織で働く人間は、
一般健康診断やがん検診などの受診機会に恵まれていますので、
「がん」等の重い病気の早期発見・早期治療が比較的容易になります。

先般、胃がんで亡くなった義兄も、
定期的に健康診断やがん検診を受診していれば、
胃がんも早期に発見できて、こんなにも早く亡くなることはなかったのに…
と悔やまれてなりません。

厚生労働省のHPによると、
日本人は2人に1人が「がん」になり、
3人に1人が「がん」で亡くなっているとか…。

義兄とその家族・親族の苦難の日々を、この半年間見てきただけに、
がん検診受診率の向上に、官民挙げて取り組む必要性を痛感しています。
とにかく、まずは健康であることが、何物にも代え難い財産です。