しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

名月と俳句

東の夜空を見上げると、まんまるいお月さまがとても美しいです。
「うさぎの耳」も、くっきりと見ることができます。
今日(19日)は、旧暦の八月十五日、中秋の名月です。

そして今日は、松山が生んだ俳人正岡子規の命日(明治35年没)でもあります。
亡くなる前日、辞世の句である「糸瓜咲て 痰のつまりし 佛かな」などの
「糸瓜(へちま)三句」を読んだことから、命日は「糸瓜忌」と呼ばれています。

子規は、このように美しい満月の日に亡くなったのかと思い、
松山市立子規記念博物館のHPでは、子規の俳句検索ができるので、
試しに「名月」というキーワードで検索したところ、なんと178件もヒットしました。

その中の一つに、
「明月は 瀬田から膳所へ 流れけり」という俳句をみつけました。
この俳句に登場する「瀬田」と「膳所」は、滋賀県大津市の地名だと思います。
小学生から中学生にかけて、大津市唐橋に住んでいた私にとっては、懐かしい地名です。
子規は大津にも行ったことがあったのですね。

その子規が亡くなって、愛弟子の高浜虚子は、
「子規逝くや 十七日の 月明に」という俳句を詠んでいます。

えっ?「十七日」?
子規の命日は「十九日」なんだけど…。
ひょっとして、旧暦の「十七日」ということかな?
でも今日は「十五夜」だし……?
中秋の名月は満月とは限らないのかな?

「十五」、「十七」、「十九」??…なんだか訳が分からなくなりました。
「十五」、「十六」、「十七」だったら、「圭子の夢は夜ひらく」なんだけど…。

はぃ…、つまらない駄洒落で大変失礼しました。
子規と藤圭子さんに申し訳ないです。

格調が極端に低くなったので、今宵はこのあたりで…失礼します。