作詞家の岩谷時子さんが97歳でお亡くなりになったニュースに接しました。
岩谷さんといえば、若大将こと加山雄三さんの曲を数多く作詞されています。
「君といつまでも」はあまりにも有名ですが、
そのほかにも、「二人だけの海」、「君のために」、「恋は紅いバラ」など、
私の大好きな加山さんの曲のほとんどは、岩谷さんが作詞されています。
加山さんの曲以外にも、
園まりさんの「逢いたくて逢いたくて」やフランク永井さんの「おまえに」、
沢田研二さんの「君をのせて」なども、岩谷さんが作詞された名曲だと思います。
振り返って考えてみると、
いま取り上げた曲は、私が小学生から中学生にかけてヒットした曲、
つまり日本が高度成長期で、「今日よりも明日はきっとよくなる」という、
社会に夢と希望があった時期に、岩谷さんが創られているように思います。
私がこれらの曲を今聴いても、たまらなく懐かしく、そして愛(いと)おしいのは、
歌詞やメロディーとともに古き良き時代を思い出す、
あるいは、自分の歩んできた人生を思い出すことができるからかもしれません。
私にとって、岩谷さんが作詞された名曲は、これからも決して色褪せることがありません。